江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
アルトネ編集部 2017/05/01 |
GWといえば有田陶器市。お目当ての器、限定販売の品が特価で買え、毎年120万人以上が訪れる陶磁器の祭典だ。今年の見どころは-。
まずは、 JR上有田駅とJR有田駅を結ぶメーンストリート(内山地区)から。ゆるやかな坂道になっているので、上有田駅からゆっくり下りながら見物するのがおすすめ。
◎恒例の「袋いっぱい詰め」
今年114回目を迎える有田陶器市は、窯元が腕を競い合う品評会と、在庫を格安で売り出す「大蔵ざらえ」がはじまりだった。今でも、見渡す限り焼き物が並ぶ会場で「袋いっぱい3,000円」などの特価販売がある。軍手を準備して、傷の具合も確認しながら掘り出し物を探しだそう。
◎深川製磁
深川製磁は今年創業123年。「親子3代でファン」という家庭も多く、日常の食卓や来客用にと大切に受け継がれている。本店とチャイナ・オン・ザ・パークでアウトレットを含む特別販売を展開。陶磁器が当たるジャンケン大会や、素焼きの器を板に載せて走る「皿板かつぎレース」などで盛り上がっている。併設のカフェ「究林登(くりんと)」のカレーは絶品。
◎アリタポーセリンラボ
2016年、新ブランドとして出発した「アリタポーセリンラボ」は、「ジャパン・ラグジュアリー」を目指し、ゲランの香水瓶も手がけるなど高いデザイン性で海外でも評価が高い。売れ筋のラインシリーズもアウトレット商品が出ている。
JR有田駅から発着する無料シャトルバスで、中心から少し離れたエリアへも足をのばそう。
南川原(なんがわら)地区-柿右衛門窯や人間国宝・井上萬二さんの窯もある、風情あふれる陶芸の里。
◎柿右衛門窯
陶器市期間中は、庭園を開放してお茶の接待がある。お座敷でさわやかな風を受けながら、柿右衛門窯の作品でほっと一服。
◎井上萬二窯
白磁の人間国宝、井上萬二さんの窯では、息子の康徳さん、孫の祐希さんとの三代で作品を展示販売。比類ない白磁の輝きにうっとり。
◎奥川真以子さん
ふんわりと温かみあるロクロと吹きつけ技法を駆使する奥川真以子さんが、今年から南川原地区に出店している。ガーデンパーティーのような雰囲気のなか、日の光の下で見る白磁はひときわうつくしい。
有田焼卸団地-商社が集まり、有田焼を一望できるスポット。将来は宿泊施設の構想もある。
◎2016/(ニーゼロイチロク)
2016年の有田焼創業400年の節目に、窯元や商社が海外デザイナーとコラボして生み出した新ブランド。斬新な発想でこれまでの有田焼の概念を覆し、海外でも高評を得ている。今年4月はじめには、ミラノの「エルデコ・インターナショナル・デザイン・アワード2017」テーブルウェア部門でグランプリを獲得した。卸団地に旗艦店がある。
有田駅周辺
◎キルンアリタ
2016年10月にオープンした有田の玄関口。無料観光案内所やレンタカー受付があり、カフェ空間「ヘスティア」では限定の佐賀牛ステーキ丼も人気。有田を愛する優しいスタッフばかりで、ゆっくりソファで休んだり、携帯を充電したりと気軽に利用しよう。
◎佐賀県陶磁器工業協同組合(mononosu-モノノス)
今年3月にリニューアルオープン。有田を代表する窯元71社が加盟し、以前は事務所と商社向け展示室だった場所を改装して広く一般に公開した。有田焼を有田焼たらしめる伊万里・有田焼伝統工芸士会の展示もあり、一級の技の実演も見学できる。来場者には抽選で伝統工芸士作の有田焼をプレゼント。人間国宝たちも所属する有田陶芸協会の香炉展も同時開催していて、旬の売れ筋から最高峰の有田焼までを一望できる。JR有田駅から秘密基地のような面白い地下道で徒歩2分。
上有田エリア
◎上有田地区
作家の出店のほか、大型商社・丸兄などが並ぶ。2016年秋に開店したカフェ泉山珈琲や、上有田駅には、駅カフェSARAYAMAをはじめ、ほっと休憩できるお店も。
陶器市は、すでに朝8時には行列のにぎわいで、夕方まで混み合う。一大イベントをより楽しむために、日焼けと熱中症、脱水症状にはくれぐれも注意して。万全の準備でお気に入りの一品を見つけよう。疲れたら、有田名物ごどうふで涼を取るのもおすすめ。
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館
2024/10/31(木) 〜 2024/11/25(月)
大丸福岡天神店 本館8階催場
2024/09/07(土) 〜 2024/11/24(日)
つなぎ美術館
2024/10/26(土) 〜 2024/12/01(日)
九州芸文館