日程
2017/03/25(土) 〜 2017/05/07(日)
会場 三菱地所アルティアム |
アートアニメーションの分野で世界的に知られる双子の兄弟、スティーヴン&ティモシー・クエイ。彼らの西日本初となる個展が三菱地所アルティアムで開催中。
1947年、一卵性双生児としてペンシルヴァニア州に生まれたクエイ兄弟は、フィラデルフィア芸術大学時代に「ポーランド・ポスターの芸術」展(1967年)と出会い、東欧の文化芸術に強く魅せられる。その後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに進学し、イラストレーションを学ぶ傍ら、東欧の文学や音楽、映画への興味を一層強め、アニメーションの制作も開始。1979年に映像作品『人工の夜景-欲望果てしなき者ども』を発表以来、ロンドンを中心に、コラージュ、コマ撮り、実写、特殊効果を組み合わせ、アニメーション、ドキュメンタリー、ミュージック・ヴィデオ、バレエ映画、長編映画、コマーシャルなどさまざまな映像作品を発表し続け、2012年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)で大規模な個展が開催されるなど国際的な評価を得ている。
本展では、1986年にカンヌ国際映画祭短編部門にノミネートされた代表作『ストリート・オブ・クロコダイル』をはじめ、クエイ兄弟が敬愛し影響を受けてきたチェコの映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルへのオマージュに溢れる『ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋』(1984年)など、初期の映像作品を中心に紹介。
会場内では、常時、ダイジェストの映像作品をループ映像で上映するほか、映像制作で使用された模型の数々を展示する。緻密で美しい模型は、制作の背景が伺える貴重なもので、本展の見どころのひとつ。また、斬新なデザインで、当時の東欧の文化・芸術を伝える「ポーランド・ポスター」をはじめ、1970年代に鉛筆で描かれた一連のドローイング「黒の素描」を展示。特にドローイングは、後のクエイ兄弟の創作へと展開するモチーフや雰囲気をはらむ注目の作品群となっている。
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