江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
アルトネ編集部 2018/11/16 |
福岡市美術館の内覧会レポート。続いては2階を巡ります。
▽前川國男メモリアルスペース
館内各所に設置された椅子は皮の張り替えなどによって生まれ変わっているのですが、このスペースにある家具は何やら様子が違っています。改修前の姿そのままに残されていて、デザインへのこだわりを感じることができます。
▽美術情報コーナー
所蔵品約16,000点を検索できる端末や、作品のみどころポイントを拡大して見ることができる「みどころルーペ」が新しく設置されています。作品集や美術関連書籍も並び、アート好きにとっては時間を忘れてしまいそうなコーナーになっています。
ちょっと寄り道してトイレも見学させてもらいました。
▽特別展示室
改修前は赤茶色の床だった展示室は、床、壁、天井の全てが真っ白なホワイトキューブへ。特に照明にこだわり、空間が均一に明るくなるよう工夫されているそうです。
▽コレクション展示室(近現代)
これまでは入口が少し隠れていましたが、特別展示室の目の前がコレクション展示室(近現代)の入口となりました。3つの展示室に増床、統合され、それぞれグレーの展示室A、フローリングで天井がルーバーとなっている現代的な展示室B、真っ白なホワイトキューブの展示室Cとなっています。
▽キッズスペース
外光がたっぷり入る開放的なキッズスペースは、親子でも安心して過ごせそう。壁面には所蔵作品や大濠公園の植物などが並び、見ているだけでも楽しい気分になります。給湯器のある男女兼用授乳室と、女性専用の授乳室も併設されています。
▽エスプラナード
前川建築に特徴的なエスプラナードは、そのままに継承されています。ゆるやかな階段を散歩しながら美術館へと向かうのもやっぱりいいものです。
▽レストラン
カフェができたことで「無くなっちゃったの!?」と心配される方もいるかもしれませんが、今までと同じ場所にレストランは健在です。運営はカフェと同じ(株)ニューオータニ九州です。
▽ギャラリー
一般に貸し出されていた旧・市民ギャラリーもピカピカのホワイトキューブに生まれ変わりました。希望者数が多く競争率の高かった状況を少しでも改善するため、増室と可動壁の変更によって4室から6室となりました。
▽アートスタジオ
以前の実技講座室がより多目的なスタジオにリニューアル。高さが変わるテーブル、子どもたちや車椅子の方も使いやすい流し台、パフォーマンスでも使えそうな大きな鏡など充実の設備で、開館後のイベントが楽しみになります。
▽レクチャールーム
今回の内覧会でも説明会場として使われたこのお部屋。カーテンが開くと、大濠公園の景色が広がる開放的な雰囲気となっています。
▽ミュージアムホール
以前は壁際まで座席があって出入りが大変だったり、入口の扉が開くたびに光や音が漏れたりしていた旧・講堂。ゆったりとした座席と二重扉を備えた使い勝手の良いホールに生まれ変わりました。
福岡市美術館のリニューアルオープンは、2019年3月21日(木・祝)。新しくなった美術館に期待が高まります!
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