九州、山口エリアの展覧会情報&
アートカルチャーWEBマガジン

ARTNE ›  FEATURE ›  レポート ›  リニューアルした福岡市美術館を大解剖!【内覧会レポート】

リニューアルした福岡市美術館を大解剖!【内覧会レポート】

Thumb micro 6e69b4f50a
アルトネ編集部
2018/11/16
LINE はてなブックマーク facebook Twitter

福岡市美術館の内覧会レポート。続いては2階を巡ります。

前川國男メモリアルスペース
館内各所に設置された椅子は皮の張り替えなどによって生まれ変わっているのですが、このスペースにある家具は何やら様子が違っています。改修前の姿そのままに残されていて、デザインへのこだわりを感じることができます。

会議室や応接室など一般の来館者としては今まで見ることができなかった家具も。

 

美術情報コーナー
所蔵品約16,000点を検索できる端末や、作品のみどころポイントを拡大して見ることができる「みどころルーペ」が新しく設置されています。作品集や美術関連書籍も並び、アート好きにとっては時間を忘れてしまいそうなコーナーになっています。

検索端末ではその作品が展示中かどうかもわかるそう。ハードだけでなくソフト面でもパワーアップ!

 

ちょっと寄り道してトイレも見学させてもらいました。

当たり前かもしれませんが、ピカピカ!リピーターにとっては注目ポイントですよね。

 

特別展示室
改修前は赤茶色の床だった展示室は、床、壁、天井の全てが真っ白なホワイトキューブへ。特に照明にこだわり、空間が均一に明るくなるよう工夫されているそうです。

別の場所で全く同じ環境を準備して、光が均一に広がるよう何度も実験をおこなったそう。早く作品が並んだ状態でその効果を実感したいです!

 

コレクション展示室(近現代)
これまでは入口が少し隠れていましたが、特別展示室の目の前がコレクション展示室(近現代)の入口となりました。3つの展示室に増床、統合され、それぞれグレーの展示室A、フローリングで天井がルーバーとなっている現代的な展示室B、真っ白なホワイトキューブの展示室Cとなっています。

近現代美術室B。従来の企画展示室と小作品室の間の壁がなくなり、出入口が二つある空間へと変わりました。天井は黒く、スタジオっぽい雰囲気です。

 

キッズスペース
外光がたっぷり入る開放的なキッズスペースは、親子でも安心して過ごせそう。壁面には所蔵作品や大濠公園の植物などが並び、見ているだけでも楽しい気分になります。給湯器のある男女兼用授乳室と、女性専用の授乳室も併設されています。

オブジェはアーティストのオーギカナエさんとのコラボレーションで作られています。

 

エスプラナード
前川建築に特徴的なエスプラナードは、そのままに継承されています。ゆるやかな階段を散歩しながら美術館へと向かうのもやっぱりいいものです。

内覧会の際には草間彌生《南瓜》は公開されていませんでしたが、開館後にまた近くで見られるのが楽しみです。
撮影:(株)エスエス上田新一郎

 

レストラン
カフェができたことで「無くなっちゃったの!?」と心配される方もいるかもしれませんが、今までと同じ場所にレストランは健在です。運営はカフェと同じ(株)ニューオータニ九州です。

「昔はお見合いに使われたりもしていてね…」という思い出を中山副館長も語られていましたが、今も昔も絶景には変わりないのでデートスポットとして今後も親しまれそうです。

 

ギャラリー
一般に貸し出されていた旧・市民ギャラリーもピカピカのホワイトキューブに生まれ変わりました。希望者数が多く競争率の高かった状況を少しでも改善するため、増室と可動壁の変更によって4室から6室となりました。

名前もシンプルに「ギャラリー」に。真新しい展示室に期待が高まります。

 

アートスタジオ
以前の実技講座室がより多目的なスタジオにリニューアル。高さが変わるテーブル、子どもたちや車椅子の方も使いやすい流し台、パフォーマンスでも使えそうな大きな鏡など充実の設備で、開館後のイベントが楽しみになります。

福岡市美術館は様々な教育プログラムを展開していますが、最新設備となったスタジオでどんな体験ができるか期待が高まります。

 

レクチャールーム
今回の内覧会でも説明会場として使われたこのお部屋。カーテンが開くと、大濠公園の景色が広がる開放的な雰囲気となっています。

このカーテンの向こう側には大濠公園が。中で何をやっているのか気になって美術館に興味を持つ人も増えそうですね。

 

ミュージアムホール
以前は壁際まで座席があって出入りが大変だったり、入口の扉が開くたびに光や音が漏れたりしていた旧・講堂。ゆったりとした座席と二重扉を備えた使い勝手の良いホールに生まれ変わりました。

新しくなった座席は座り心地もバッチリです。

 

福岡市美術館のリニューアルオープンは、2019年3月21日(木・祝)。新しくなった美術館に期待が高まります!

前のページへ
12

おすすめイベント

RECOMMENDED EVENT
Thumb mini 1f77d57038
終了間近

民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある

2025/02/08(土) 〜 2025/04/06(日)
福岡市博物館

Thumb mini 94b1b0ba89
終了間近

GⅢ-Vol.158
中村壮志展「潸潸、燦燦 | Echoes」

2025/01/25(土) 〜 2025/04/06(日)
熊本市現代美術館

Thumb mini 199fb1a74c

挂甲の武人 国宝指定50周年記念/九州国立博物館開館20周年記念/放送100年/朝日新聞西部本社発刊90周年記念
特別展「はにわ」

2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館

Thumb mini e30ae3bd08
終了間近

北斗の拳40周年大原画展~愛をとりもどせ!!~

2025/03/01(土) 〜 2025/04/06(日)
福岡アジア美術館

Thumb mini 5ee8c6dedf
終了間近

春の特別展「スペースパーク~宇宙を感じるワク☆ドキ!体験~」​

2025/03/01(土) 〜 2025/04/06(日)
福岡県青少年科学館 1階特別展示室

他の展覧会・イベントを見る

おすすめ記事

RECOMMENDED ARTICLE
Thumb mini 1850acc13d
ニュース

速報!福岡市美術館が2019年3/21(木・祝)にリニューアルオープン!

Thumb mini 95375eb522
レポート

民藝展、テレンス・コンラン展にみる 暮らしの中の豊かさ――鞍田崇さん(哲学者)と中原慎一郎さん(コンランショップ・ジャパン社長)が考え、伝えてくれたこと

Thumb mini 4a2de728bb
レポート

写実絵画を目の前で見る楽しみ ホキ美術館コレクションが佐賀県立美術館で開幕

Thumb mini 5637b45f94
レポート

4人の創作集団CLAMPが生み出したエネルギッシュで繊細な漫画の数々。画業35周年記念展が福岡三越で開幕。

Thumb mini 843e4ffe70
レポート

魅力たっぷりの‟ハニワールド“――空前の規模の「はにわ展」が九州国立博物館で開幕

特集記事をもっと見る