北九州市立美術館 開館50周年記念
「足立美術館所蔵 横山大観展」スライドトーク
2024/04/13(土) 〜 2024/05/02(木)
北九州市立美術館 本館
日程
2021/05/15(土) 〜 2021/07/11(日)
会場 下関市立美術館 |
アヴァンギャルドとは、フランス語で軍隊の最前線で最初に敵と戦う前衛部隊を意味します。19世紀前半のパリでは、進歩的社会を表現する芸術のことをアヴァンギャルドと呼びました。
今回は下関市立美術館のコレクションから、桂ゆきを中心に大正期から戦前までの新興美術を紹介します。
岸田劉生と草土社
1910年代、ポスト印象派が紹介されるようになると、感銘を受けた岸田劉生らは「ヒュウザン会 (のちのフュウザン会)」を結成します。続いて劉生や木村荘八、中川一政、椿貞雄らは「草土社」を設立します。彼らは、草や土を暗い色調で執拗に描いた風景画や、対象の細部までを緻密に捉えたリアルな肖像画を描きました。こうした試みは、当時流行のポスト印象派やモダニズム美術の流れに逆行するようではありますが、時代の潮流に逆らって独自の様式を追求したという点では、彼らもアヴァンギャルドの画家たちであったといえるでしょう。
桂ゆきとアヴァンギャルドの作家たち
九室会の創立者のひとりである桂ゆきは、コラージュから出発し、和紙やコルクや綿など様々な素材を導入し、その作風は目まぐるしく変遷しました。そこには一貫して既成の価値観や表現そのものへの批判精神が見られます。彼女は自己の感性に正直であり続け、作品には常に存在物に対する新鮮な驚きが表れています。
そのほか下関市立美術館のコレクションの中から、日本における抽象絵画の先駆者である長谷川三郎、油彩だけでなく版画や写真でも独自の抽象表現を追求した瑛九、都会の孤独を描いた松本竣介ら戦前から前衛的な表現を追求してきた画家たちの選りすぐりの作品を紹介します。
彼らが何を追い求め、自己の表現を確立していったのか、この機会にぜひご覧ください。
※新型コロナウイルス感染拡大状況により、休館等の利用制限を行う可能性がございます。詳しくは下関市ホームページ、美術館ホームページをご確認ください。
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