ARTNEにライバル出現！？　佐賀大生ら運営の九州アート情報サイト　「ｐｏｔａｒｉ」【NEWS】

佐賀大芸術地域デザイン学部が昨年末から、佐賀県内を中心に九州のアート情報を発信するウェブサイト「ｐｏｔａｒｉ（ぽたり）」（https://potari.jp/）の運用を始めた。美術館、ギャラリーの展覧会情報や、イベントの告知、編集部員によるリポートなどを随時掲載している。

同学部のアートマネジメント人材育成事業「佐賀モバイル・アカデミー・オブ・アート」の一環。文化芸術に関心のある人たちの交流を広げることなどが狙いという。情報デザインを専門とする杉本達應同学部准教授（４３）を中心に、公募で集まった会社員や公務員ら社会人と共に佐賀大生の編集部員がサイトの更新やコンテンツ制作を担当。佐賀県内を中心に近郊地域で開催中や開会間近の展覧会が一目で分かるデザインになっている。

名称は「ポータルサイト」や、佐賀の伝統工芸のひとつである陶器を表す英語「ｐｏｔｔｅｒｙ」などの語感をかけた。しずくがぽたりと水面に落ちて波紋が広がるように、情報が広く伝わるイメージも重ねる。

杉本准教授は「九州の美術館やギャラリーでどんな企画が行われていたかを記録したアーカイブとしても活用されるようにしたい」と話している。（佐々木直樹）＝2月6日 西日本新聞朝刊に掲載＝