
アニメ「鬼滅の刃」 柱展 ーそして無限城へー
2025/04/24(木) 〜 2025/06/22(日)
09:30 〜 17:30
福岡市博物館
2025/05/26 |
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人気アニメ「鬼滅の刃」に登場する9人の最強剣士「柱」に焦点を当てた「アニメ『鬼滅の刃』柱展―そして無限城へ―」が、福岡市早良区の市博物館で開かれている。千枚を超えるアニメ原画や最新技術で作中シーンを体感できる演出など、さまざまな角度から柱たちの個性や魅力を伝えている。
(文・相良誠、写真・佐藤桂一)
鬼と戦う「鬼殺隊」の最高位に立つ柱は、主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)らを導き、共に戦う頼もしい存在だ。「水柱」「炎柱」「音柱」「恋柱」などそれぞれに特徴があり、多彩な必殺技で鬼と激闘を繰り広げるシーンは、作品の大きな見どころとなっている。
多数の原画を使った立体的な展示に驚かされる。柱たちの表情を捉えたコーナーでは、壁一面の展示に加え、天井からも原画がつり下げられ、来場者を包み込むようだ。家族と訪れた鹿児島市の小池理恵さん(43)は「周囲を埋め尽くすほどの原画の量に圧倒されました」。アクションシーンをこま送りで並べた展示からは、柱たちの躍動感や鋭い剣さばきで鬼に斬(き)りかかるすごみを感じられる。
昨年放送の「柱稽古編」は、炭治郎や柱たちが鬼の本拠地「無限城」へ落下する印象的な場面で幕を閉じた。7月公開の劇場版につながるこのシーンを、会場では音や映像、風、床の振動を組み合わせた演出で再現。疑似体験だと分かっていても、本当に落ちていくような感覚を味わえる。気分は「いざ、無限城へ」。2019年に放送が始まったアニメシリーズも終盤を迎え、劇場版への期待がいやが上にも高まってくる。
来場者に配られる入場特典の「柱札」を使うと、選んだ柱が他の8人を紹介するオリジナルの音声が聞ける。柱同士の信頼関係やライバル心など、本編では描かれない柱の内面が分かり、ファンにはたまらない内容といえそうだ。
▼アニメ「鬼滅の刃」柱展-そして無限城へ- 6月22日まで、福岡市博物館。西日本新聞社など主催。観覧料は一般2100円、中高生1500円、4歳~小学生800円。月曜休館。西日本新聞イベントサービス=092(711)5491(平日午前9時半~午後5時半)。
=(5月23日付西日本新聞朝刊に掲載)=
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