
Hello Kitty 展
-わたしが変わるとキティも変わる-
2025/06/24(火) 〜 2025/08/31(日)
09:30 〜 17:30
福岡市美術館
2025/07/16 |
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日本を代表する人気キャラクターの世界を体感できる「Hello Kitty展―わたしが変わるとキティも変わる―」が、福岡市中央区の市美術館で開かれている。誕生から半世紀。今や世界中で愛されるその魅力を探ってみた。 (文と写真・佐藤桂一)
1974年にサンリオのグッズの絵柄として生まれたハローキティ。漫画やアニメのように物語のあるキャラクターではなく、ファンの日常に入り込み、寄り添い続けてきた。常に時代の流行を取り入れ、変化を恐れず大胆にスタイルを変えてきたことも特徴だ。
「これ持ってた!」。展示の前半では、バッグや文房具、縫いぐるみなど、歴代のグッズが勢ぞろい。あちこちから、“再会”を喜ぶファンの歓声が上がる。グッズは、赤、白、ピンクなどの色やシリーズ別に展示され、その華やかさは圧巻だ。原宿デコラやコギャルなど、1980~2000年代に流行したファッションで統一したコーナーもあり、時代を感じさせる。
地域限定の「ご当地キティ」をはじめ、ハローキティに欠かせないコラボグッズも多数展示。東京国立博物館とのコラボでは「風神雷神図屏風(びょうぶ)」や「見返り美人図」などの名品にハローキティが登場し、来場者を驚かせていた。
後半では、「わたしとキティ」をテーマにアーティスト30人が描いたイラストが並ぶ。「かわいいを奏でるキャラクター」をテーマにしたオノコさんの作品は、少女が抱えるギターや靴にハローキティがデザインされ、いつまでも「かわいい」の象徴であってとの願いが込められているという。
最後はフォトスポット。ドライヤーやサンダルといった日用品や文房具のグッズが巨大化したり、シナモロールなどサンリオの他のキャラクターも登場したり。来場の思い出を彩るコーナーにファンが長い列を作っていた。
ハローキティの半世紀はファンと共に歩んだ歴史。いつもそばにいたハローキティの存在を再認識し、自身の半生と重ね合わせながら楽しめる展覧会だ。
▼Hello Kitty展―わたしが変わるとキティも変わる― 8月31日まで、福岡市美術館。西日本新聞社など主催。観覧料は一般2000円、大学生・専門学校生1800円、中高生1600円、小学生1000円、未就学児無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。実行委員会(西日本新聞イベントサービス内)=092(711)5491(平日のみ)。
=(7月12日付西日本新聞朝刊に掲載)=
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