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郷土の美術をみる・しる・まなぶ2022

牛島智子 2重らせんはからまない

日程  2022/10/15(土) 〜 2022/12/04(日)
会場 福岡県立美術館
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※ご来場前に、ホームページで詳細をご確認ください。

「1週間だけろうそくや ケンビ」(2015年)展示風景 撮影:長野聡史

 本展では、牛島智子のこれまでを振り返り、これからを描きだすことを試み、80年代の初期作から、90年代前半のシェイプド・キャンパスの大作、福岡に拠点を移した頃のドローイングや絵画、そして新作のインスタレーションまでを展観します。

 牛島智子作品の各時代のエッセンスを抜き出した本展は、回顧展であると同時に牛島のイマジネーションに特有の飛躍とユーモアで撹拌された、一つの大きなインスタレーションとも言える展覧会でもあります。

 牛島の人生や作品をたどる二つの異なるステップが、ときに先達たるアーティスト達の道行と、ときに時代や社会の諸相と、交差し共鳴し合いながら巡り廻って、「繭」の新作インスタレーションへ結実するとともに、線的軌跡と円環的軌跡をはらんだ螺旋状の世界を軽やかに広げて行きます。

 諸々の作品と時代や地域、めぐりあった人々や物事が、多重に、多声的に響き合い、胚胎する牛島智子の世界をお楽しみください。

 

牛島智子(1958年~)
福岡県八女市生まれ、現在、同市を拠点に活動。1981年に九州産業大学を卒業後に上京し、Bゼミ(横浜市)で学び、1980~90年代はヒルサイドギャラリー、スカイドアアートプレイス青山等で個展を重ねる。Triangle Artist Workshop AIR(1993年)、灰塚アースワークプロジェクトAIR(1999年)などにも参加。90年代末から活動拠点を福岡・八女に移し、身近な自然や資源に目を向けながら作品を制作し、精力的に発表を続ける。「旅する青二才」(ギャラリーアートリエ、2008年)、「とりのメウオのメそして永常さん」(パトリア日田、2021年) などの個展のほか、「カラダに効くアート」(九州芸文館、2015年)などグループ展にも多数参加。

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