日程
2018/07/20(金) 〜 2018/09/02(日)
会場 鹿児島市立美術館 |
19世紀末ヨーロッパで隆盛した芸術運動アール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。ミュシャは現在のチェコ共和国モラヴィアに生まれ、1887年にパリへ渡りました。その才能はパリで花開き、女優サラ・ベルナールを描いたポスターなど、装飾デザインの分野で華々しい活躍を遂げ、時代の寵児となりました。花や女性をテーマにした流麗な作風は「ミュシャ様式」として人気を博し、現在も多くの人々を魅了し続けています。1910年以降はチェコに帰郷し、《スラヴ叙事詩》など故国への想いに溢れた制作活動を展開しました。
鹿児島市立美術館で開催される特別企画展「ミュシャ展~運命の女たち~」は、チェコのチマル博士のコレクションから、選りすぐりの作品約150点が鹿児島で初公開される展覧会です。ミュシャの人生を辿りながら、「ミュシャと女性たち」をテーマに、彼と交流し創作の源泉となった様々な女性たちの存在に光を当て、作品誕生の背景や知られざる作家像に迫ります。リトグラフ(石版画)による装飾デザインの代表作はもちろん、貴重な初期作から晩年の作品まで、素描、水彩、油彩など、ミュシャの多彩な表現が紹介されます。今なお色褪せない魅惑的な世界を堪能してみてはいかがでしょう。
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