
九州国立博物館開館20周年記念
特別展 九州の国宝 きゅーはくのたから
2025/07/05(土) 〜 2025/08/31(日)
九州国立博物館
アルトネ編集部 2025/08/09 |
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「世界を異なる形で再生させる旅の入口」をコンセプトに、半年ごとに1組のアーティストを別府市に招聘し、4年間で8つの作品を別府市内各所に設置するという「ALTERNATIVE-STATE」。
2022年10月にスタートした本プロジェクトでは、これまでに、サルキス、マイケル・リン、トム・フルーイン、栗林 隆、中﨑 透、齋藤精一の6作品を市内各所に設置、まちをあげてアートによる‟場“の創出が企てられています。
主催となる混浴温泉世界実行委員会 (大分県別府市) は、プロジェクトの最終年度のアーティストとして、近年国内外で目覚ましい活躍をみせる現代アートチーム目 [mé] と内海昭子の2組を招聘することを発表しました(作品公開はそれぞれ2025年12月と2026年2月を予定)。
さらには、本プロジェクトの全8作品が揃った際には、本プロジェクトと 別府の街全体を多角的に楽しめる新たな仕掛けとして、詩人・作詞家の御徒町凧による音声作品『連環する音と言葉の八つの断片』を日英両言語で全編公開(予定)。
市内各所に点在する8つのアート作品、それらとパラレルに展開される、浮遊感を帯びた短編集のような物語がつくり出す、別府という場所におけるアートプロジェクト。2026年の完結に向け、まちにどんな風景や場が生まれるのかご注目ください。
目 [mé]
アーティスト 荒神明香、ディレクター 南川憲二、インストーラー 増井 宏文を中心とする現代アートチーム。個々の技術や適性を活かしたチー ム・クリエイションによる制作活動を展開。観客を含めた状況/導線を重視し、「我々の捉える世界の“それ”が、“それそのもの”となることから解放する」作品をさまざまな場所で発表している。主な活動に、個展 「非常にはっきりとわからない」(千葉市美術館、2019)、『まさゆめ』 (Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13、2019-21/東京)(Engawa -A Season of Contemporary Art from Japan、2023/リスボン)(ベラノス・ デ・ラ・ビジャ、2024/マドリード) などがある。「さいたま国際芸術祭2023」ではディレクターを務めた。
内海昭子|Utsumi Akiko
1979年兵庫県生まれ。「時間の連続性を表出する風景の再構築」を テーマに、インスタレーションや映像、写真などを用いた多様な表現をおこなっている。2003年武蔵野美術大学映像学科卒業、2011年東京藝術大学美術研究科修士課程修了、2015年同博士後期課程修了。ポーラ美術振興財団若手芸術家研修助成、吉野石膏美術振興財団若手芸術家研修助成により2014~2017年ドイツ滞在の他、アジア各地でアーティストインレジデンスに参加。主な展覧会に光州ビエンナーレ日本パビリオン「私たちは (まだ) 記憶すべきことがある」(2024/光州)、「Making Current」A4 Art Museum (2019/成都)、「Melting Point」SeMA Nanji Residency (2017/ソウル)、「Cryptophasia」Künstlerhaus Bethanien (2017/ベルリン)、 Kuandu Museum of Art (2014/台北)、 越後妻有アートトリエンナーレ (2006, 2009/新潟) などがある。
御徒町凧|Okachimachi Kite
1977年東京生まれ。詩人。2006年第一詩集『人間ごっこ』を敢行。以後 『人に優しく』『砂の言葉』『雑草・他』、写真家・佐内正史との写真詩集『Summer of the DEAD』などがある。『生きてることが辛いなら』で 「第50回日本レコード大賞作詞賞」を受賞。さまざまなアーティストへの歌詞の提供や舞台演出、詩の朗読会など幅広く活動中。近年では、北海道に拠を構え、日高地方のWebマガジン『Hi-MAG』、詩のコンテスト『道産詩賞』の主催などもしている。
詳細は、[ALTERNATIVE-STATE] 公式サイトをご確認ください。
[ALTERNATIVE-STATE]
主 催 混浴温泉世界実行委員会
ディレクター 山出淳也 (Yamaide Art Office 株式会社 代表取締役)
問い合わせ
混浴温泉世界実行委員会 事務局 (NPO法人 BEPPU PROJECT内)
TEL:0977-22-3560
2025/07/05(土) 〜 2025/08/31(日)
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大分県立美術館(OPAM)