不思議の国のアリス展
2019/12/03(火) 〜 2020/01/19(日)
09:30 〜 17:30
福岡市美術館
2019/12/29 |
ルイス・キャロル作「不思議の国のアリス」といえば、幼い頃に、時計を持った白ウサギやトランプの女王などに胸躍らせた人も少なくないだろう。福岡市美術館で開催中の「不思議の国のアリス展」(西日本新聞社など主催)は、古今の芸術家が触発されて生み出した作品や、物語の誕生秘話などを紹介し「アリス」の世界にいざなう。
黄色いドレスに白いエプロン。青いミニのワンピース。黒髪の大人っぽいアリス。会場には、さまざまな装いや雰囲気で描かれたアリスがいる。福岡市西区の宮渕瞳さん(25)は、「『アリス』の捉え方や表現方法が、描く作家によってこんなにも違うんですね」と驚いた様子。香港から観光で福岡を訪れたステファニー楊さん(28)は、大学院時代に英文学を専攻し、「アリス」も愛読したという。「常識にとらわれず好奇心を持ち続けることの大切さを『アリス』は教えてくれる」と語った。
本展の企画制作を担当した東映文化事業室の高見沢庸さん(52)は、「『アリス』がなぜこれほど読み継がれているのか、展示品を通して考えてもらい、それぞれのアリス像を描いてほしい」と話す。
初版から150年以上経た今も世界中で読まれ続ける英国児童文学の名作。それは実在したアリスら3姉妹にキャロルが語り聞かせた「お話」から始まった。展覧会場で不思議な夢の世界に遊び、その魅力を探しに出掛けませんか。 (文・藤村玲子、写真・納富猛)=12月13日付西日本新聞朝刊に掲載=
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