日程
2021/09/04(土) 〜 2021/10/31(日)
会場 福岡アジア美術館 |
※ご来場前に、公式ホームページで詳細をご確認ください。
1990年代初頭のパソコンが出始めの頃、パソコンとソフトウェアを使ってCGアートを意欲的に制作。それらの作品をもって1993年に初個「FUMIYART-Take a break」を開催。その後、2003年まで国内での巡回展、ニューヨークやパリでも作品を発表してきました。
そして、16年間の沈黙を破り、2019年に東京にて展覧会を開催し大盛況を収めました。本展は、これまで発表してきた作品に加え、福岡アジア美術館での個展開催のために新たに制作した作品を含む約100点以上の作品を展示いたします。
展覧会ではまず、FUMIYARTの原点まで遡り、CGアート、線画、カッターを駆使した職人技ともみえる「ハリエ」や「キリエ」等を展示しこれまでの画業を振り返ります。それらは時を経てなお新鮮で、見る者を限りなく引き付ける力があります。
そして注目されるのは、近年に制作された絵筆やペンを駆使したアナログ作品です。硬質なボールペンを用いた線を無数に集積させる藤井オリジナルの技法で制作されたペン画。19世紀末ウィーン分離派の画家クリムトの絵画に触発され、装飾的な空間の中に精緻なタッチで女性像を描いた油彩画。うずくまったポーズの女性をアクリルや水彩で描き、新しい肉体美の世界を追求した「コーナーの女」シリーズ、針金を折り曲げて制作した女性像など、多彩な技法を用いた作品を展示します。
時に甘美なエロティシズムが香り、時にファンタジックな夢想を喚起させる藤井フミヤのアナログ作品の多様さは、まさに驚異の連続です。
藤井フミヤが創造する世界、それは人間の叡知とコンピュータが創りあげる新しい芸術の境地と、職人的とも言える細密表現や肉筆表現で創るアナログアートの世界です。デジタルアートの先駆者藤井が、いまアナログ世界の夢中のなっていることは、創造の原点はアナログにあることを啓示しているのかもしれません。
藤井フミヤの多様な想像新世界「The Diversity」をご堪能ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用等をお願いいたします。詳しくはアジア美術館HPをご確認ください。
※混雑時は入場規制を行う場合があります。
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