江上計太の部屋 - 番外編

　1980、90 年代の福岡のアートシーンを代表するアーティスト、江上計太の展覧会を開催します。

　江上計太は大学卒業後、福岡を拠点にミニマルミュージック、ガレージ／サイケミュージックなどの様々な音楽体験をベースに、幾何学形体を組み合わせた作品を制作しています。モダニズムの文脈を基本にした、ミニマルな構成原理、単純な形体の反復、そして、カラフルで明快な色彩を特徴とする、版画、ドローイング、レリーフや立体作品、巨大なインスタレーション作品を国内外で発表しています。

　今回の展覧会は、GALLERY SOAPでは1998 年以来の新作インスタレーション作品となる予定です。江上が影響を受けたサイケ／ガレージ、ミニマルミュージックなどの音源と彼の特徴である幾何学的でミニマルなビジュアルアートが融合したインスタレーションをお楽しみください。

　展示される予定の江上レコードコレクション80枚は視聴可能です。また、3/20（日）には江上本人が企画する音楽イベントも開催予定です。

WALL-JACK スペシャルイベント
3月20日（日）
19:00スタート
入場料：¥2500円+1ドリンクオーダー
出演者
工藤冬里
倉地久美夫
城戸英章
岡崎康洋
Shayne Bowden

江上計太( えがみ けいた)
1951 年福岡県大牟田市生まれ、太宰府市在住。
1977 東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。
1991 年第5 回 バングラディシュ・アジア美術ビエンナーレで最高賞、1995 年第5 回ガスコーニュ・ジャパニーズ・アート・スカラシップ、1997 年第 7 回福岡県文化賞を受賞。アジャン美術館(フランス)、ダイムラークライスラーコンテンポラリー(ドイツ)、韓国国立現代美術館(韓国)、スパイラル・ガーデン(東京)、福岡市美術館、福岡県立美術館、北九州市立美術館、埼玉県立近代美術館、富山県立近代美術館、セゾン現代 美術館(長野県)、愛媛県立美術館等、国内外の美術館やギャラリーで個展、企画展に出品している。また、ファーレ立川(立川市)、キャナルシティ博多 グランドハイアット福岡(福岡市)、八王子ニュータウン中学校(東京都八王子市)、渋谷マーク・シティ(渋谷/東京)、マルイグループ新ユニオンセンター(東京都)、博多リバレイン・フェスタ・スクウェア(福岡市) 等、各地でコミッションワークも多く制作している。パブリックコレクション: 北九州市立美術館、富山県立近代美術館、福岡県立美術館、福岡市美術館 ほか