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田上允克の顔展

日程  2025/06/14(土) 〜 2025/07/06(日)
会場 ASTRoPE
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「顔」は田上允克の絵画表現において、最も際立つ主題ではないでしょうか。
田上允克の描く顔たちは、どこかで会ったような、不思議な既視感をまとっています。
私たちは、人の顔に何を見ているのでしょうか?
この展覧会は、そんな問いかけから始まります。
1975年頃より絵を描き始めた田上氏は、人物デッサンを1年に1万枚、8年間にわたって土日に1日4回・計30ポーズというペースで描き続けました。
圧倒的な枚数を通じて、まさに“力づく”で技術を積み重ねてきたと言えるでしょう。
描くたびに新しい発見があり、表現の面白みと理解の深化を経て、田上氏はリアルな表情や力強い眼差しを、ダイナミックな線や繊細な筆致で描き分けてきました。
その作風は時にシリアスに、時にユーモアを帯びながら、見る者を強烈に惹きつけます。
本展では、1990年代から新作まで、田上允克が描いてきた「顔」をテーマに約30点を厳選して展示いたします。画面いっぱいに迫る“顔”の迫力と、内面までをも映し出すような視線に、ぜひご注目ください。


田上允克
1944年 山口県生まれ
1973年 油絵や銅版画などで絵を描き始める。 1978年シロタ画廊(東京)で個展。以降、現代画廊(東京)ほか東京、京都、山口、福岡を中心に各地で個展を開催。
ー 絵には描くにつれて、「こういうことなんだ」と判る面白さがあり、又、予期せぬ絵ができて来る楽しさがあります。これが、今日まで絵を描き続けて来た理由です。 絵に向かうときは、前もって作品のイメージはほどんどなく、敢えて云えば、手の動きにまかせ潮が画面に満ちてくるのを待つだけです。田上允克ー

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