江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
日程
2017/02/03(金) 〜 2017/05/15(月)
会場 長島美術館 |
鹿児島市の長島美術館コレクションによるアール・ヌーヴォーのガラス作品の中から、ティファニーのステンドグラスを中心に、独特な色彩で彩られたエミール・ガレ、ドーム兄弟の作品展が同館第7展示室で開催される。
ティファニーは、宝石や銀製品などで知られるティファニー商会の創始者チャールズ・ルイス・ティファニーの長男で、ニューヨークに生まれた。家業を継がずパリで絵画を学び、装飾美術、インテリア・デザイン、ステンドグラスと制作の幅を広げた後、1885年に「ティファニー・ガラス・カンパニー」を設立。当時、アメリカの教会建築が急増するなか高い人気を得た。彼の作品は、フランス、ナンシーのエミール・ガレやドーム兄弟のガラスとは異なる独特のアール・ヌーヴォー芸術で、伝統的なステンドグラスでは生み出すことのできなかった、色彩と立体感をもつ新しいタイプの色板ガラスを作り出した。
合わせて展示される作家エミール・ガレは、1878年のパリ万博で銅賞を受賞し、1889年、1900年のパリ万博に多数のガラス器を出品、見事グランプリを受賞した。また父ジャンのガラス工房を発展させ、1889年、ガレのパリ万博での成功を機に、格調高いアール・ヌーヴォ・ガラスの制作を開始した兄オーギュスト、弟アントナンのドーム兄弟は、多くの工芸家や美術家の協力を得て、続々と芸術性の高いガラスを生み出した。
ランプや花瓶など、それぞれに独特の色彩を放つガラスの世界を楽しめる内容となっている。
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