福岡城 チームラボ 城跡の光の祭
2017/12/01(金) 〜 2018/01/28(日)
18:00 〜 22:00
舞鶴公園 福岡城跡
伊勢田美保 2017/12/18 |
デジタルテクノロジーを駆使したアート展を国内外でひらき、多くの人々に驚きと感動を与えてきたデジタルアート集団「チームラボ」。彼らがついにこの冬、福岡城跡にデジタルアートを仕掛けてきた!ということで、メディアも大注目の「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭典」に行ってきました。
まず目に飛び込んできたのは、広い城内を埋め尽くす、無数の卵のような物体。大小さまざまな物体が、青やピンク、黄、緑などの光を放っています。物体を手で倒すように触れると色が変わり、その色が放射状に周りの物体や木々へと伝播。光とともにピン、ポン、ポロンと優しい音を放ち、共鳴しあいます。まるで光がコミュニケーションしているみたい。さらには、福岡城を取り囲む全長約630mの石垣(「呼吸し呼応する石垣」)にも呼応しているんです。不思議〜!
そんな不思議空間を楽しみながら、大天守台跡へと進みます。石垣には書が永遠に書かれている映像が投影されており、まるで水の中に墨が溶けていくように、石垣の上を書がほどけて浮遊しています。月灯りの下、どこか幽玄な雰囲気。
そして天守台跡からの景色は、まさに圧巻!
先ほどの卵のような物体が眼下に見渡せるので、人がタッチしたことで色が伝播している様子も、光のウェーブを通して感じることができます。次々と移り変わる光のアートは、その瞬間だけのもの。ということはシャッターチャンスが無限にあるので、カメラが手放せません・・。
しばし時を忘れ、美しい光景を目に焼き付けて大天守台跡を降りると、次なる驚きが。石垣にサイやキリン、ゾウ、カンガルーなどの動物たちが登場したのです!
「あれ、オオカミ!!」光の形で動物を当てあっては歓喜する子供たち。映像とリンクした鳴き声の演出も相まって、ここはまるで動物園!?
このほかにも石段の演出など、約2万平米の壮大なスケールで福岡城内に施される光と音のデジタルアート。「自然が自然のままアートになる、街が街のままアートになる」という企画意図通り、史跡や街、自然の美しさをまた違った形で確認することができ、何度も訪れたことがある場所なのに、新鮮な感動と発見がありました!
展示期間は2018年1月28日(日)までの18:00〜22:00(最終入場21:30)。ぜひ、今だけの幻想世界を体感しに行ってみてくださいね!
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