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「春」を感じるアートたち 一足先に花見が楽しめる展覧会!

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秋吉真由美
2023/02/20
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 卒業や新生活への出発で環境が変わり、出会いもあれば別れの季節でもある春。寂しさを感じる一方、桜色が期待を膨らませてくれる。そんな春の空気をまとった作品が集う展覧会をピックアップ! 少しずつ暖かい日も増える今、一足先にアートで春を感じてみませんか。

 

アジアの作家が描く「春」

 福岡アジア美術館では、卒業や旅立ち、出会いを描いた作品が集うコレクション展「旅立ちのとき」が開催中です。

チット・ブアブット(タイ)《上野公園、東京美術学校》1942年

 日本で美術を学んだタイの作家チット・ブアブットによる春の学び舎を描いた作品など、それぞれの“春”が描かれた作品約20点が並びます。暖かく心地良い空気と春の香りが今にも漂ってきそうな作品には懐かしさも。

ランプー・カンサノウ(タイ)《胴上げ》2008年

 

  • コレクション展 旅立ちのとき
  •  
  • 会期   2023年1月2日(月)~ 3月21日(火・祝)
  • 会場   福岡アジア美術館 アジアギャラリーB
  • 開館時間 9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで)
  •      ※最終入場は閉館30分前まで 
  • 休館日  水曜

公式サイトはこちら

 

 

「りぼん」の漫画家が描く「春」

 北九州市漫画ミュージアムでは、北九州にゆかりのある漫画家・陸奥A子の原画を展示する「収蔵作品展 陸奥A子 春のかおりに誘われて」が開催中。

『こんぺい荘のフランソワ』第1話 扉絵
(「りぼん」1981年3月号掲載)

 陸奥A子氏は1972年に漫画誌「りぼん」増刊号で『獅子座うまれのあなたさま』でデビュー。「りぼん」のふろくのイラストなどでも人気を博し、現在はイラストレーターとしても活躍中。

 同展では、『こんぺい荘のフランソワ』の原画を中心に、収蔵する作品の中から「春」をテーマに選んだ作品がそろいます。

 

  • 収蔵作品展 陸奥A子 春のかおりに誘われて
  •  
  • 会期   2023年2月16日(木)~ 5月21日(日)
  • 会場   北九州市漫画ミュージアム 6階常設展示エリア「あしたのギャラリー」
  • 開館時間 11時~19時 ※最終入場は閉館30分前まで 
  • 休館日  火曜 ※3月21日は開館、翌22日が休館

公式サイトはこちら

 

 

宮崎の郷土作家が描く「春」

 宮崎県立美術館で年4回開かれるコレクション展。現在開催中の第3期コレクション展では「宮崎の美術-春のはなやぎ」と題して、春をテーマにした作品を集めたコーナーを展開しています。

山内多門《田家早梅》

 宮崎県生まれの作家・山内多門や岩下資治らによる作品を中心に、春のはなやぎがあふれる筆致の個性豊かな作品が並びます。

中澤弘光《平安神宮》

 

  • 第3期コレクション展 美の魅力と出会う感動のひととき
  •  
  • 会期   2023年1月17日(火)~ 4月4日(火)
  • 会場   宮崎県立美術館
  • 開館時間 10時~18時 ※最終入場は閉館30分前まで 
  • 休館日  月曜 ※祝日の場合は開館、翌平日休館

公式サイトはこちら

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