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【リサ・ラーソンや奈良美智・村上隆など】2023年、鹿児島市立美術館の注目展覧会!

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アルトネ編集部
2023/03/27
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 九州、山口エリアの展覧会情報を発信するARTNE(アルトネ)による、各施設の展覧会ラインナップから注目の展覧会をご紹介するシリーズ。今回は鹿児島市立美術館編です。

 

■リサ・ラーソンのお馴染みの作品から希少な作品まで約250点を紹介

《ライオン(マキシ)/アフリカシリーズ》
本モデルは1968年から製造。
本作品は1968-1980年頃に製造
ⓒLisa Larson/Alvaro Campo

​特別企画展
「リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界―クラシックな名作とともに」

2023年3月24日(金)~5月7日(日)

 スウェーデンを代表する陶芸家リサ・ラーソンは、ライオンを初めとするアフリカシリーズや、表情やフォルムが愛らしいネコのシリーズなどで世界中の人々に親しまれています。

 今回は「これまで知られているリサと、まだ知られていないリサ」をテーマに約250点の作品を紹介します。素朴な表情が特徴的なお馴染みの作品群とともに、これまで日本では発表されることのなかった希少な作品をあわせてお楽しみください。

 

■音楽にちなんだ作品などを取り上げ、美術と音楽との関りを紹介

堀之内一誠《窓辺》

小企画展「音を奏でる作品たち」
2023年4月1日(土)~5月7日(日)

 演奏の様子や楽器の造形美、楽曲から想像されるイメージなど、音楽は様々なかたちで絵画や彫刻にも表されています。音楽にちなんだ作品、音楽に関心を寄せた作家を取り上げ、美術と音楽との関りを紹介します。作品たちが奏でる音に耳をすませてみてください。

 

■水辺の風景を中心に、抽象化、意匠化された水の多様な表現をめぐる

藤島武二《台湾の船》

小企画展「みなもをめぐる―水の表現を味わう」
2023年5月30日(火)~7月23日(日)

 わたしたち人間が生きていくうえで欠かせない水は、洋の東西を問わず多くの芸術家たちによって川や海、雨などの姿として描かれてきました。地勢や時間、天候によって多彩な表情を見せる水辺の風景を中心に、抽象化、意匠化された水の多様な表現をめぐります。


 

■奈良美智や村上隆など、現代を代表するアーティストの作品を展示

奈良 美智  《コズミック》 2007年 
©︎YOSHITOMO NARA

特別企画展「タグチアートコレクション展(仮)」
2023年8月10日(木)~9月10日(日)

 タグチアートコレクションは、実業家・田口弘氏、娘の美和氏の二代にわたって取り組んでいる現代アートのコレクションです。本展は、このコレクションを初めて本格的に九州で紹介するものです。600点を超えるコレクションの中から、アンディ・ウォーホルやキース・へリング、奈良美智や村上隆など、現代を代表する国際的なアーティストの、絵画、彫刻、写真、映像など、約40点を紹介します。


 

■近代洋画の大家69人を鹿児島市立美術館の郷土の洋画とあわせて紹介

黒田 清輝《洋燈と二児童》1891年、ひろしま美術館蔵

特別企画展「ひろしま美術館コレクション 日本近代洋画の名作」
2023年10月6日(金)~11月12日(日)

 ひろしま美術館は、フランス近代美術とともに日本近代洋画の質の高いコレクションで知られています。本展では、黒田清輝、浅井忠、青木繁、岸田劉生、安井曾太郎、梅原龍三郎、佐伯祐三、鴨居玲ら、近代洋画の大家69人による同館の秀作80点に、鹿児島市立美術館の郷土の洋画約10点を加えて紹介します。日本の油彩画とは何かを模索した画家たちの営みや近代という時代、そして鹿児島の画家の足跡もお楽しみください。


 

■額縁や表装などの“絵画の衣装”をQ&A形式で紹介!

ジョルジュ・ルオー《聖顔》とその額

小企画展「絵画の衣装―額と軸のQ&A」
2023年11月21日(火)~2024年1月28日(日)

 基本的に絵画は、額縁や表装などの「衣装」をまとって展示されるものです。本展では、所蔵品を通して、装飾に凝った油彩画の額縁や日本画の表装の仕立て、版画のマットの役割などについて、Q&A形式で解説を交えながら紹介します。

 

■カラフルな世界が楽しめる企画展

海老原喜之助《雪景》
(寄託:陽山美術館蔵)

小企画展「COLORFUL   画家の愛した色彩」
2024年1月30日(火)~3月24日(日)

 色彩の美しさは、絵を観る楽しさのひとつです。海老原喜之助や藤田嗣治、オディロン・ルドンなど、色彩に独自のこだわりを持って制作した画家の作品と、色の相互作用を探求したジョセフ・アルバースの版画を展示します。カラフルな世界をお楽しみください。

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