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【ピカソ・ミロから話題の画家初の大規模個展まで】2024年、長崎県美術館の注目展覧会!

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アルトネ編集部
2024/04/19
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 九州、山口エリアの展覧会情報を発信するARTNE(アルトネ)による、各施設の展覧会ラインナップから注目の展覧会をご紹介するシリーズ。今回は長崎県美術館編です。

 

■現代アート界に衝撃を与えた吉村芳生の大回顧展

「無数の輝く生命に捧ぐ」(部分)2011-13年 色鉛筆、紙

超絶技巧の鉛筆画 吉村芳生展
2024年3月22日(金)~ 5月12日(日)

 鉛筆による細密描写で現代アート界に衝撃を与え、2013年に63歳で急逝した吉村芳生(山口県出身)の大回顧展。活字1文字1文字まですべて手描きで完璧に写しとった「新聞」、1年間毎日描き続けた「自画像」、写真と見まがう「全長10mの花々」など、リアルな作品の数々に画家の執念、時間の集積を感じずにはいられません。初期のモノクロ作品から晩年の鮮やかな花々まで、驚きと感動に満ちた約500点により画業の全貌に迫ります。

 

■ピカソ、ミロ、ダリなどスペインの中世から現代に至る美術史を辿る
 

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
《アレクサンドリアの聖カタリナ》
1645-50年頃、油彩・カンヴァス、三重県立美術館

長崎県美術館・三重県立美術館コレクション
果てなきスペイン美術―拓かれる表現の地平

2024年5月22日(水) ~7月7日(日)

 本展は豊かなスペイン美術コレクションを誇る長崎県美術館と三重県立美術館が共同して企画するものです。ムリーリョやゴヤらオールドマスター、ピカソ、ミロ、ダリら20世紀の巨匠たちの仕事をはじめとして、両館の収蔵品から相補的に名品を選りすぐり、スペインの中世から現代に至る美術史を可能な限り辿ることを試みます。多彩な芸術家が織りなしてきた同国美術の精華をお楽しみください。
 

■話題の画家・ junaida初の大規模個展。描き下ろし作品など約400点を展示

「IMAGINARIUM」(2022)©︎junaida

junaida展「IMAGINARIUM」
2024年7月20日(土)~ 2024年9月1日(日)

 『Michi』『の』『怪物園』(すべて福音館書店)など、近年出版した絵本がいずれも話題の画家、 junaida(ジュナイダ、1978-)。ヨーロッパを思わせる謎めいた世界に、細密に描きこまれた人物や背景。鮮やかな色彩の中に、明るさと闇が共存する不思議な世界観が大きな注目を集めています。本展はたゆまぬ冒険を続けるjunaida初の大規模個展(巡回展)です。赤や金に彩られた異世界に、絵本原画や一枚絵として描かれた400点超の作品が陳列されます。本展のために描き下ろした作品や、動く怪物たちにも出会いながら、空想世界の全貌をお楽しみください。

 

■マンガ『ブラック・ジャック』の貴重な原稿などが集う過去最大規模の展覧会

©︎Tezuka Productions

手塚治虫 ブラック・ジャック展
2024年10月26日(土) ~ 2025年1月5日(日)

 マンガ『ブラック・ジャック』は、手塚治虫の代表作のひとつです。無免許でありながら天才的な外科技術を持ち、権威に追従せず多大な報酬を求めるその強烈なキャラクターは、誕生から50年を経た現在もなお多くの人々を惹きつけています。本展は500点を超える貴重な原稿などが一堂に集う、『ブラック・ジャック』過去最大規模の展覧会です。

 

■明治~昭和初期の工芸品を紹介。京都ならではの華やかな工芸美に迫る

並河靖之《桜蝶図平皿》明治時代 京都国立近代美術館

2024年度国立美術館巡回展
超絶技巧からモダンへ -近代京都工芸の新展開-(仮)

2025年1月17日(金) ~ 3月16日(日)

 京都国立近代美術館が所蔵する、明治~昭和初期の工芸品および関連する絵画作品をご紹介します。明治以降の京都は、それまでの伝統を新たな時代の文脈に接合し、独自の文化・芸術を育んできました。工芸品の図案(デザイン)の変化等に注目しながら、京都ならではの華やかな工芸美の展開に迫ります。参考出品として、明治の輸出工芸の礎をなしたとも言える近世長崎の工芸品を展示します。

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