junaida展「IMAGINARIUM」
2024/07/20(土) 〜 2024/09/01(日)
10:00 〜 20:00
長崎県美術館
2024/07/26 |
junaida(ジュナイダ)さんの絵本はいろいろな「形」をしています。縦長、正方形、大きかったり、小さかったり、どんな紙を使い、どんなインクで印刷するのか。「形」は絵や文章と同じく、作品を構成する大事な要素です。
字のない絵本「Michi」は、合紙といって片面だけに印刷した厚紙を貼り合わせてできています。普通は本を開いた時、センターの部分に左右のページが食い込むので、絵柄が途切れてしまいます。ところが合紙にすると本が真っ平らに開き、食い込みがなくなって絵柄が途切れません。
「Michi」は、ページをめくるたびに細部まで描き込まれたさまざまな街の風景や、そこで暮らす人々の営みが現れます。読者は、街の中を通りページを越えて続く一本の「道」をたどれば、本の中を旅し、街の住人たちに出会えます。合紙にして絵がつながることで、読者が旅する「道」は途切れることなくどこまでも続いていきます。
このように、junaidaさんの絵本の「形」はその内容と深く関わっています。本を手に取って「形」の理由をさまざまに想像するのも楽しいかもしれません。
◇ ◇
人気の絵本画家junaidaさんによる初の大規模個展「IMAGINARIUM」が9月1日まで長崎市の長崎県美術館で開催中。絵本編集に携わった福音館書店の岡田望さんが作品の魅力を3回に分けて紹介する。
=(7月26日付西日本新聞朝刊に掲載)=
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