九州国立博物館開館20周年記念/放送100年/読売新聞創刊150周年
特別展「法然と極楽浄土」
2025/10/07(火) 〜 2025/11/30(日)
09:30 〜 17:00
九州国立博物館
| 2025/11/08 |
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平安時代末期、源平の合戦や大飢饉(ききん)などの天災が続き、民は疲弊していた。人々を救うべき仏教界も貴族などの特権階級が権勢をふるい、僧兵は暴徒化し、まさに混乱の世であった。そんな時代に、法然(1133~1212)の専修念仏の教え―南無阿弥陀仏ととなえれば、すべての者が救われる―は、出自や身分を超えて誰もが悟りに至り、極楽浄土にたどり着けるというセンセーショナルなもので、民衆は法然に心の救いを求めた。
その教えを九州に広めたのが弟子の聖光(しょうこう)(1162~1238)である。筑前国香月(現北九州市)の出身で、京で法然に出会い、法然の著作「選択本願念仏集」の書写を許され、現在の浄土宗大本山善導寺(福岡県久留米市)を開いた。
今回は師と弟子の肖像彫刻が再会を果たした。法然像は念仏の教えを見いだした若き日の姿を写し出し、聖光像は頭の骨格や浮き出た血管が写実的で、晩年の姿をそのままに伝える。この師弟が命を燃やして説いた極楽浄土と浄土宗の教えを、数々の名品から感じていただきたい。
(九州国立博物館 主任研究員 大澤信)
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浄土宗の歴史を名宝でたどる特別展「法然と極楽浄土」が九州国立博物館(福岡県太宰府市)で30日まで開かれている。同館研究員が注目作品を紹介する。
=(11月7日付西日本新聞朝刊に掲載)=
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