ティファニーの『ウェディングセレモニー』と春のガラス展

※ご来館前に、長島美術館ホームページで詳細をご確認ください。​

　長島美術館コレクションによるアール・ヌーヴォーのガラス作品の中から、ティファニーのステンドグラスを中心に、独特な色彩で彩られたエミール・ガレ、ドーム兄弟の作品を展示します。

　ティファニーは、宝石や銀製品などで知られるティファニー商会の創始者チャールズ・ルイス・ティファニーの長男で、ニューヨークに生まれました。家業を継がず、パリで絵画を学び、装飾美術やインテリア・デザイン、ステンドグラスと制作の幅を広げました。

　そして、1885年に「ティファニー・ガラス・カンパニー」を設立。当時、アメリカの教会建築が急増していて高い人気を得ました。フランス、ナンシーのエミール・ガレやドーム兄弟のガラスとは異なる独特のアール・ヌーヴォー芸術です。

　本展では、伝統的なステンドグラスでは生み出すことのできなかった、新しいタイプの色板ガラスを作り出したティファニーの色彩と立体感を見ることができます。

　また、エミール・ガレやドーム兄弟のランプや花瓶など、それぞれの作品の色に注目して展示しました。独特な色彩を放つガラスの世界をお楽しみください。