
日程
2025/03/20(木) 〜 2025/05/18(日)
会場 佐賀県立美術館 |
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本展では、写実界を牽引する個性豊かな4名の作家にフォーカスします。森本草介(1937~2015)と野田弘志(1936~)、そして小尾修(1965~)と島村信之(1965~2024)です。「敬虔なる写実」とうたわれ、ピアノを愛し、絵の中から音楽が聞こえてくるかのような情景や理想の女性像とフランスの地方の風景を描いた森本、「崇高壮大」「存在を描くこと」をテーマに、存在の重みと地球上に生まれた奇跡を描き続ける野田。それぞれまったく違う画風ですが、戦後の抽象絵画全盛時代に屈することなく、独自の写実絵画を追求してきました。また、対象の痕跡や時の流れ、身近なモチーフに着目する小尾。光の中に佇む女性の肌や昆虫などに美を見出し、独自の世界を追求し続け、昨年惜しまれつつ亡くなった島村は、次の世代として写実界の第一線で活躍を続けてきました。
一枚一枚のキャンバスには作家が描きたいテーマが、果てしない、気の遠くなるような時間をかけて、丹念に描き出されています。また、同じテーマでも作家によって描きだされた作品にはそれぞれの個性が光ります。わかりやすく、入っていきやすい写実だからこそ、そこには誰もが共感できる人生のドラマが見えてきます。作品と向き合う、それは自分の心の中との対話かもしれません。作品を通して自分と出会う時間でもあります。
本展の2つの部屋では人気の高い4人の写実作家の作品の数々を、3つ目の部屋では九州ゆかりの作家を含む第一線で活躍中の写実作家を取り上げます。どの作品が心に響くでしょうか。写実絵画の最前線をどうぞ心ゆくまでお楽しみください。
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2025/02/08(土) 〜 2025/04/06(日)
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2025/01/25(土) 〜 2025/04/06(日)
熊本市現代美術館
2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館
2025/03/01(土) 〜 2025/04/06(日)
福岡アジア美術館
2025/03/01(土) 〜 2025/04/06(日)
福岡県青少年科学館 1階特別展示室