カンパニーXY「夜はこれから」

福岡市民芸術祭メイン事業として、カンパニーXYによる「夜はこれから」が10月15日（日）に開催されます。

カンパニーXYは、アクロバットのみで世界各地の人々を魅了する、現代サーカスのカンパニーです。福岡で初上陸の彼らの最新作『夜はこれから』（原題：Il n'est pas encore minuit...）では、総勢22名のパフォーマーがその身体だけで5m以上の塔を組んだり、宙を舞ったり、ダイナミックかつ美しいパフォーマンスを披露します。トランポリン代わりの木の板を使うほかは、一切の装置も小道具も出てきません。なぜ彼らがそこまでにアクロバットにこだわるのか…その答えはこの作品の中に詰まっています。

「現代サーカス」と聞くと、シルク・ドゥ・ソレイユを思い浮かべる方も多いでしょう。サーカスの要素に演劇・ダンス・音楽・美術を融合した全く新しいアートとして世界中での人気は急上昇中。その発祥の地・フランスにおいて最前線で活躍するのがカンパニーXYのパフォーマンスです。東京オリンピックも間近となり、人間の秘めた身体能力や表現に人々の関心が高まる今、身体のみの雄弁なパフォーマンスは、福岡に国境や人種を越えた感動と未知なる出会いとの興奮をもたらすことでしょう。