フィリップ・ドゥクフレ／DCA 「新作短編集（2017）―Nouvelles Pièces Courtes」

アルベールビル五輪の開閉会式演出を弱冠31歳の若さで手がけ、一躍世界にその名を轟かせたフィリップ・ドゥクフレ。シルク・ドゥ・ソレイユのショーやディオールのCMなど、フランスの奇才にして“イメージの魔術師”といわれるドゥクフレの新作公演が北九州にやって来ます。

本作「新作短編集（2017）」は、5つの小作品から成るオムニバス集。サーカスのような空中浮遊、ライブ映像で投影されたクローンと踊る現実と非現実が交錯するダンスなど、子どものように自由な閃きで多彩なトリックを散りばめたドゥクフレの世界が、次から次へと展開していきます。最終章は“日本の旅”をテーマに綴られ、坂東玉三郎の歌舞伎や葛飾北斎の浮世絵などからインスピレーションを受け生み出されたシーンも。
世界中を虜にする、ユーモアと奇知に富んだ摩訶不思議な世界を楽しんでみてはいかが。