松浦史料博物館開館70周年記念・九州国立博物館開館20周年記念特別展
平戸モノ語り ─松浦静山と熈の情熱
2026/01/20(火) 〜 2026/03/15(日)
九州国立博物館
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アルトネ編集部 2025/10/30 |
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美術館の魅力は展示だけにあらず――日常を忘れてゆったりしたときを過ごすのも美術館・博物館ならではの楽しみ方。
ミュージアム・カフェに注目した企画の第1回目は、福岡県立美術館の1階にある「県立美術館 喫茶室」を紹介します。
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正面玄関を入ってすぐ左側、絵筆を手に、ベレー帽を被ったすずめさんの看板の先にあるのが、その名もずばり「県立美術館 喫茶室」です。
福岡における新旧の文化活動をさげなく紹介する入口を抜けると、そこに拡がるのは2面の窓いっぱいの緑豊かな風景。福岡・天神という都心にありながら、静かで穏やかな時間が流れています。
そして、嗅覚を刺激するのはコーヒーと甘い香り。
早速、看板メニューのひとつをご紹介させていただきましょう。
「喫茶店業を40年以上続けていますが、コーヒーが大好きで、それを楽しんでいただけるような場所をずっと夢に見ていました。コーヒーと一緒に一息つけるものとして、美味しいパンを提供したいと思っていたところ、天然酵母を使った石窯で知られる老舗のパン屋「シモン」さん(中央区港)のアップルパイに出会い、届けていただいています。」(店主・花田典子さん)
お母さまとふたりで自宅の一部を喫茶店としてスタートしてから、箱崎という場で喫茶店業を続けてこられたという花田さんが、この場所で営業を始められたのは意外にも最近の2022年1月からとのこと。
「私にとってこの場所は、思い出の場所なんです。小学生の時にツタンカーメン展(1965年)を観たこと、中学生の時にはこの場所にあった図書館に通い、勉強もしていました。須崎公園の野外音楽堂の自由な雰囲気も、樹木が茂る森のような環境も大好きでした。髙島野十郎展(2015年)に来たときに、この場の存在を知り、こんなところで喫茶室をやれたらなぁと、母と話したこともあったんです。」
この場における3年を越える日々の営業と、それ以前からの想いや土地の歴史の厚み――なにげなく置かれているもの一つひとつに物語があり、人や場を介し、新しい縁がつながれていく。店内には、様々なかたちの出会いや可能性の種が散りばめられています。
「人と人をつなげるアートはもちろん、音楽や文学と色々なジャンルが集まり、いろんな生き物(鳥や犬、小動物や植物)が一緒の場所で、それぞれに好きな時間を過ごすことができるような…野外音楽堂があった公園のような場でありたいと思っています。そして、何よりも、日々色々なことがある中で、気持ちを落ち着つかせる場所、きつい時にも来て、気持ちをリセットできるような場でありたいと願っています。」
現在は、同美術館で開催中の「髙島野十郎展」にちなんで、初めてコラボメニューに挑戦されているそう。作品背景×ヴィジュアル×味×言葉の「つながり」が楽しいコラボレーション、ぜひこの機会に堪能ください。
※価格はすべて税込
県立美術館 喫茶室
営業時間:12:00~17:00
定 休 日 :月・火曜(月曜が休日の場合は営業し、火・水曜がお休みとなります)
年末年始(12/28~1/14)
美術館の休館・閉館日に準じます
問い合わせ: TEL 090-9489-7444
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