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【ニュース】クロマニョン人が描いた2万年前の「ラスコー壁画」 この夏、九博に登場!

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アルトネ編集部
2017/04/28
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大きな黒い牝ウシ(部分) © Photographie N.Aujoulat-CNP-MCC

 

現在非公開となっているフランスのラスコー洞窟の魅力を伝える「世界遺産 ラスコー展」が、7月11日(火)から九州国立博物館で始まる。これに先立ち、4月25日に同館で記者会見がおこなわれた。


この展覧会は、フランス政府公認の巡回展に日本独自のコンテンツを加えたもので、九州での開催は東京、東北会場に次ぐ3会場目。研究者ですら入ることのできない洞窟内部の世界を忠実に再現するとともに、現代人の祖先であるクロマニョン人が残した彫刻や多彩な道具などで、2万年前の人類の創造性や芸術の起源に迫る。


最大のみどころは、実物大による洞窟壁画のレプリカ。彩色と線刻2つの技法で描かれた壁画を1mm以下の精度で再現したもので、その一部は数分おきに会場を暗転させ線刻を浮き上がらせる仕掛けで楽しめる。また九州会場オリジナル公開として、福岡の姉妹都市・ボルドーにあるアキテーヌ博物館の所蔵品も登場。石器類や装飾品、笛など実物資料も多数揃い、総展示数は185件に上る。


九州国立博物館の島谷弘幸館長は、「九州には装飾古墳が数多く分布し、日本で最初の彩色壁画が登場した場所。その九州でラスコー壁画の展覧会ができるのは嬉しい」とした上で、「2万年前という古い時代からアートがあったということを楽しんでいただければ」と多くの方の来場を期待。本展の主担当である河野一隆文化財課長は、「関連トークイベントにも参加いただき、なぜ彼らが壁画を描いたかなど様々な想像を巡らせてほしい」と力を込めた。

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