特別展「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」
2019/11/16(土) 〜 2019/12/22(日)
09:30 〜 17:30
福岡市博物館
2019/12/11 |
特別展「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」が開催されている福岡市博物館にて、12月15日(日)14時から、無料の篠笛ミニコンサートが開催されます。
実はこのミニコンサート、閉館後の博物館ホールで篠笛の音に打たれた特別展担当学芸員が、どうしてもと希望して実現にこぎつけたものだそう。横笛一本から繰り出されるとは思えない力強くも幽玄な世界に、ほんのひと時、年の瀬の慌ただしさを忘れてみませんか。
どなたでも参加無料です。
篠笛とは?
篠笛は、日本で古くから親しまれてきた横笛です。篠竹と呼ばれる細身の竹に、唄口と指孔をあけたシンプルな構造が特徴で、比較的装飾が少なく竹そのものの姿をとどめた簡素で美しい姿も魅力です。
その起源は古く、かつて中国大陸から雅楽とともに伝来した「龍笛」に由来するとも、さらに古代インドまで遡るとも言われています。いずれにせよ、その後日本で広く愛されたことは確かで、平安時代にはすでに庶民にまで普及していました。
そうは言っても…どんな音?
日本の伝統的なお祭りを思い浮かべてみてください。どこからともなく笛の音が聞こえてきませんか?その音こそ、篠笛です。
意識して聴いたたことがない方でも、なんとなく音色がイメージができる。そんな篠笛は、日本の原風景のひとつだと言えるかもしれません。
篠笛は、祭囃子だけでなく民謡の伴奏、さらには歌舞伎・浄瑠璃などの舞台音楽としても発達し、親しまれてきました。
奇しくも開催中の特別展「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」では、幕末の巨匠・歌川国芳が描いた役者絵や、その弟子にして天才浮世絵師・月岡芳年の描いたさまざまな歌舞伎の演目が、数多く展示されています。この篠笛ミニコンサートで、浮世絵の世界をよりリアルに味わえるかも!博物館ホールにびょうびょうと響き渡る篠笛の音色に、ご期待ください。
「挑む浮世絵」篠笛ミニコンサート
日時:12月15日(日)14:00~14:30(予定)
場所:福岡市博物館 1Fグランドホール
料金:無料
篠笛奏者
木寺 昌記 (きでら まさき)
長崎県出身。福岡横笛会主宰。
1994年より福岡市内で篠笛の演奏会や、和太鼓、琵琶、箏、マリンバなどと演奏会を始める。NHKおはよう日本、RKBラジオ、テレビに出演。
1998年にはカナダのジャパンウィーク、2001年マリンメッセ福岡、2002年7月はポーランド日文化センターで演奏する。2009年5月ハワイ日本文化センターで演奏。2010年8月ロンドンジャパンアートフェスティバルで演奏。2014年7月チェコのプラハ日本大使館、チェコ日協会で演奏。2015年6月チェコのプルホニッツェ城で行われた日本文化祭でオープニング演奏。その他、出演多数。
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