NTT西日本スペシャル おいでよ!絵本ミュージアム2017
人気絵本の世界が福岡アジア美術館に出現!
2017/07/20(木) 〜 2017/08/20(日)
10:00 〜 18:00
福岡アジア美術館
木下貴子 2017/08/08 |
毎夏、福岡アジア美術館で開催される「NTT西日本スペシャル おいでよ!絵本ミュージアム2017」が今年も始まった。大人ももちろん楽しめるけど、この展覧会の主役はなんといっても子どもたち。7月20日(木)の開会式には福岡市内の園児も参列し、賑やかに幕が開いた。同日に開催されたオープニングイベントとあわせ、初日の様子をお届けする。
開会式は9:30スタート。今年は城南区の「きりん幼稚園」の園児80人とその保護者が参加した。美術展の開会式といえば厳かなイメージだが、この日は真逆で、たくさんの子どもたちの存在で会場はとても明るい雰囲気につつまれていた。
今年、「絵本ミュージアム」は10周年を迎えた。「山笠が終わったら次は『絵本ミュージアム』というように、博多の夏の風物詩となっていければ」と西日本新聞社代表取締役社長・柴田建哉さん。「これからも子どもたちの豊かな感性を育むお手伝いができることを願っています」とNTT西日本取締役九州事業本部長 福岡支店長・小澤正憲さん。
いよいよテープカットへ。錚々たる顔ぶれとともに「きりん幼稚園」から代表して2人が参加。
テープカット! あれれ……子どもたちなかなか切ることができない……? すかさず大人たちがサポート。こんな可愛らしいハプニング・シーンが見られるのも「絵本ミュージアム」だからこそ。
式典の後は、子どもたちのお待ちかね。いよいよ展示会場へ。触れてみたり、本を読んだり、積み木で遊んだり。五感を存分に使って楽しむ様子があちらこちらで見られた。
絵本の中に入り込んだような体験ができたり、たくさんの絵本が読めるのが「絵本ミュージアム」の醍醐味だが、さらに注目なのが、会期中は楽しいイベントが毎日開催されること。この日はオープニングスペシャルイベントとして、絵本作家・たちもとみちこさんによるワークショップ「森のとけいやさん」が行われた。
家の形をした台紙に絵を描いたり色を塗ったり、紐やボンボンを貼ったりして、オリジナルの掛け時計を作るというワークショップ。なぜ時計にしたのかを尋ねると、「自分の作品が動いたり、飾ったりできると面白いと思って」とたちもとさん。「子どもたが今の年齢でしか描けないものを表せるように。例えば、鏡文字とか可愛いですよね。それを1つの思い出として残すだけでなく、使えてもらえたらと時計を選びました」。
約2時間かけてみんなの作品が完成!「子どもたちの作品って、迷いがないからとても面白い。大人には出せないアンバランスや可愛さ……なんともいえない作品がたくさん生まれました」と笑顔のたちもとさん。見渡せば、参加者たちみんなの顔も同じように達成感で輝いていた。
子どもがもつ感性を楽しく自然に引き出す「絵本ミュージアム」のイベント。要申込のものは受付終了したが、当日受付のものも用意されているので、このチャンスをお見逃しなく。
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