九州国立博物館連携企画 体験ミュージアム/令和6年度 夏季特別展
「黄金の茶室と福岡のお茶」
2024/07/23(火) 〜 2024/09/08(日)
09:00 〜 17:00
大野城心のふるさと館
アルトネ編集部 2024/08/20 |
古代から現代までのお茶の歴史を紹介する展覧会、親子や友人で楽しめる体験イベント、お茶にまつわるショップ展開まで、今夏、大野城心のふるさと館では、館をあげての「お茶」の催事を開催中。涼やかな「お茶づくし」を堪能できる展覧会です。
展覧会場に入って真っ先に目に飛び込んでくるのは、安土桃山時代、天下人の豊臣秀吉が作らせたという黄金の茶室(復元)。
秀吉の権力と経済力を示し象徴するように、京都の御所での禁中茶会、北野天満宮での北の大茶湯、肥前名護屋城で開かれた外国使節を応接する茶会など、政治的に重要な場面で使われた記録が残っています。
第1章では「お茶の伝来と広がり」についての歴史が紹介されています。日本に初めてお茶が伝わったのは奈良時代~平安時代。当時、西の都と歌われた大宰府でも、喫茶に使われたと考えられる茶碗等が見つかっているそう。会場では、御笠の森遺跡(大野城市山田2丁目付近)出土の茶碗、石臼等が展示されています。
第2章では、先に紹介した「黄金の茶室」とともに、茶の湯や茶道具についての紹介が続きます。「唐物(からもの)」と呼ばれ上流階級に受容された天目茶碗、「わび」の精神を代表する茶道具のひとつであり、福岡が誇る「芦屋釜」等々、時代毎の流行をうつし出しながら、茶文化が受容され、隆盛していく様子を文物でたどることができます。
「喫茶文化」に注目したコーナーでは、江戸時代から今日にいたるまで、日常的にお茶が飲まれるようになったその変遷が紹介されています。
旅のお供であった汽車土瓶、屋外でお茶を楽しめるお茶セット等の展示品からは、私たちの生活スタイルが移り変わってもなお、姿や道具を変え、私たちの身近に存在してくれている「お茶」との関わりを改めて実感することができます。
今夏、お茶づくしの大野城心のふるさと館で一服、「今日是好日」を味わう機会をお見逃しなく。
九州国立博物館連携企画 体験ミュージアム/令和6年度夏季特別展
「黄金の茶室と福岡のお茶」
会期 2024年7月23日(火) 〜 9月8日(日)
会場 大野城心のふるさと館
開館時間 9時~17時 ※最終入場は閉館30分前まで
休館日 月曜 ※祝日、振替休日の場合は開館、翌平日
料金 一般400円、小中高生100円、未就学児無料
展覧会公式サイトはこちら→
夏季特別展「黄金の茶室と福岡のお茶」 - 大野城心のふるさと館 (onojo-occm.jp)
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