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2020/08/21 |
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アニメ「ファインディング・ニモ」「トイ・ストーリー」などを手掛けたピクサーの技術を紹介する「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が福岡市早良区の市博物館で開催されている。見どころを3回に分けて紹介する。
感性豊かな作品の源
展覧会ではピクサーのアニメーターたちが、仕事のやりがいやこだわりを動画で語っている。
料理人を夢見るネズミが主人公の「レミーのおいしいレストラン」で制作に関わったデビッド・アイゼンマンさんは、作中の建築物の線を少しゆがめたと明かしている。「コンピューターが引く線は真っすぐだけど、現実の建築物に直線はないから、微妙にゆがんでいる方が自然に見えるんだ」
「インサイド・ヘッド」は、少女の頭の中を舞台に喜びや悲しみといった五つの感情をキャラクターに設定した作品。主人公のヨロコビは明るく元気な女の子で、制作に携わったサマンサ・ラジャさんはヨロコビの気分をスカートの揺れに反映させた。ヨロコビがスケートを楽しむ場面では「気分は落ち着いているので、揺らし過ぎてはいけない」と抑えた表現にしたという。
アニメーターたちの感性が共鳴し合って、情感豊かに仕上がっていく。アニメーターを志す若者にピクサーは次のように助言する。
「できるだけ多く絵を描くことを勧める。描くことで創造力が育ち、アニメ制作に役立つ技能が身につく。絵を描くのが苦手ならば物語を作るのもいい。物語を書き留めたり友人に話したり、携帯電話で動画を作ったりしてはどうか」
米国では長編アニメ制作の主流は手描きからCGになった。だが、技法は変わっても人間の創造力が素晴らしいアニメを生み出す源泉であることに変わりはない。 (大淵龍生)
=8月20日付西日本新聞朝刊に掲載=
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