はたらく細胞展 in 北九州
乳酸菌とめぐる⼤冒険〜胃腸探検編
2022/07/21(木) 〜 2022/09/25(日)
10:00 〜 18:00
スペースLABO 1階 企画展示室
2022/08/22 |
9月25日まで北九州市八幡東区のスペースLABO(ジ アウトレット北九州隣接)で開催中の「はたらく細胞展in北九州」。本展の関連コラム3回目をお届けします。3回目は「大腸のはたらき」です。
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大腸は、小腸に続く臓器で、小腸側から順番に、盲腸、結腸、直腸からできています。小腸では主に、水分と養分を吸収していますが、大腸では、残された水分をさらに吸収しています。大腸は小腸と比べて短く、1.5メートル程度の臓器です。
大腸の初めの部分にあたる盲腸の先端には、虫垂と呼ばれる細長い袋状の突起があります。虫垂は、消化機能がなくなった不要な部分と考えられてきました。しかし、近年の研究によって、多くの免疫細胞が存在し、加えて虫垂は、腸内細菌のバランスにも関係していることが分かってきました。腸内細菌の集まりは「腸内フローラ」と呼ばれ、約1000種類、約100兆個の腸内細菌が存在すると考えられており、腸内細菌の種類や数のバランスは、私たちの健康に深く関係しているといわれています。
大腸は、肛門とつながっていて、一時的に直腸に便がためられます。便の中身の内、食べ物の残りかすは、5%程度です。10~15%程度が腸内細菌の死がいで、15~20%程度が古くなってはがれた腸壁の細胞の死がいです。残りの約60%は、大腸で吸収されずに残った水分で便に含まれて体外へ排出されます。
夏真っ盛り。冷たい物を摂取しすぎると、胃や腸の機能が低下してしまいます。そして、大腸のはたらきに異常が生じると、お腹を下してしまいます。胃腸への負担に注意しながら暑い夏を乗り越えましょう。(教育出版 編集局理科)
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