
民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある
2025/02/08(土) 〜 2025/04/06(日)
福岡市博物館
日程
2022/09/10(土) 〜 2022/11/13(日)
会場 つなぎ美術館 |
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※ご来館前に、つなぎ美術館ホームページで詳細をご確認ください。 社会には、光が当たり人々の注目を集める出来事がある一方で、光を遮られ陰となり、ほとんどの人が知り得ない出来事もあります。多くの場合、両者は表裏一体の関係にあり、ここに一石を投じる行為はときには孤独をもたらします。
社会問題を扱った近代劇の創始者とされるヘンリック ・ イプセンの代表作のひとつでもある『民衆の敵』の主人公は、人々から非難を受けながらも地域の未来を見据えて自分が正しいと信じる行動をとり続け、心配する家族に自信を持って「世界で一番強い人間はただ独り立つ人間だ」と伝えました。
この言葉をサブタイトルに据えた本展では、社会での出来事を独自の視点で捉え、それぞれ異なる手法で人々に伝える三人の表現者の新作や関連資料などを展示します。なお、山本草介の展示については山本の旧友であり個性的な活動でも知られる天草在郷美術館を主宰した美術家の加藤笑平、外山恒一の展示については熊本市現代美術館の佐々木玄太郎学芸員と所属館の協力により実現しました。
また、近年は ICOM(国際博物館会議)でも美術館や博物館も現代社会が抱える様々な課題(多文化共生・ジェンダー・LGBTQ・貧困・紛争・環境破壊など)に積極的に関与すべきだとの考えが広がっています。本展の開催は、三者三様の主義主張につなぎ美術館が全面的に賛同することを意味するものではありません。しかし、歴史や社会に対する様々な考えを含むこれらの作品や関連資料を同時に展示する本展が、弁証法における高度な発展的統合を目指した思考を導き、より良い社会を築くための新たな方策の創出につながることとなるでしょう。
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