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特別展「不思議の国のアリス展」とコラボ! QuizKnock伊沢拓司さん、志賀玲太さん【インタビュー】

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秋吉真由美
2019/12/27
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福岡市美術館(福岡市中央区)で開催中の特別展「不思議の国のアリス展」。会場でしか聞けない音声ガイドの「クイズ・バトル編」を担当している、QuizKnock伊沢拓司さん、志賀玲太さんに同展の見どころを聞きました。

―テレビのクイズ番組などでもご活躍されていますが、まずQuizKnockについて教えてください。
伊沢 10代~20代をコアターゲットとし、“楽しいから始まる学び”をテーマに、YouTubeチャンネルやアプリ、クイズに関する記事を盛り込んだWEBメディアを展開しています。9割楽しくて、1割学びがあるようなコンテンツを、講演会や今回のようにさまざまなジャンルとのコラボなどを通して発信しています。

 

(左)志賀玲太さん、(右) 伊沢拓司さん

 

―今回は、展覧会とのコラボが実現したわけですが、音声ガイドでクイズを繰り広げるのは面白そうですね。
伊沢 メインはあくまでも展示なので、できるだけ展示をお邪魔しないように工夫しました。作品のキャプション部分には載らない情報がやはりどうしてもあります。でも、この情報がより展示を盛り上げてくれるんです。「へぇ~こんなエピソードがあったのか」と思えるような、スパイス的な要素を提供できるクイズをそろえています。面白がっていただければ嬉しいですね。

 

「アリスはクイズが作りやすかったです」と伊沢さん

 


志賀 私も美術館には良く行くのですが、全体をサッと見ていると、「あれ?ちゃんと見られていた(理解できていた)のかな」と思うこともあるんです。音声ガイドのクイズという形で、“問い”を立てることによって、自分が気付けていなかった部分など、より深く気付くことができるかと思います。私たちも初めての試みでしたが、「展覧会×クイズの音声ガイド」という形は汎用性が高く、意外とこれからも増えていくんじゃないかなと思います。

伊沢 不思議の国のアリスは、興味深いエピソードも多くて、クイズがすごく作りやすかったですよ!

志賀 いろんな角度からクイズを出題しています。クイズを作るにあたり、アリスを英語の原文から読んだりしたので、かなりアリスに詳しくなりました(笑)。

 

「小さい頃からアリスの世界観が好きでした」と志賀さん

 

―お二人は、『不思議の国のアリス』に子どもの頃から触れてこられましたか?
志賀 私は子どものころからファンタジーの世界観が大好きで。ディズニー作品などを中心に見ていました。

伊沢 僕は物心がついた頃には知っていましたが、ちゃんと読んだことなかったんです。でもちゃんと読んでいないにもかかわらず、ストーリーを知っているという作品の知名度の高さには驚かされますね。

―展示を見ていかがでしたか?
伊沢 非常に丁寧に作られていると思います。原画があったり、創作過程が見られたり。アリス好きの方は特に引っかかるポイントがたくさんあるのではないでしょうか。『不思議の国のアリス』を知らない方も、ストーリーを追えるコーナーがあり、いろいろな角度から楽しめる内容になっています。今までアリスに触れてきていない人こそ来てほしいですね。

志賀 みんなが知っている『不思議の国のアリス』ですが、原画を見られるのは貴重な機会です。同作に影響を受けた作家の作品など、いろんな角度から作品が集まっています。一見、子ども向けに思える作品ですが、文学としても完成された作品です。より理解を深めて、アリスの新たな魅力に触れてほしいです。

 

「素晴らしい展示会なのでお見逃しなく」と2人

 

―お二人が一番印象に残った展示作品は?
志賀 絵本作家エリック・カールが同展のために描いた「チェシャネコいもむし」です。自身の代表作である『はらぺこあおむし』から着想を得た作品です。自身のテイストとアリスの世界観のミックスが、すごく特別感があって可愛くて。素敵な作品だなと思いました。

伊沢 僕は、ジョン・テニエルが描いたアリスの挿絵です。ぜひ、見る前に自分が思うアリス像を想像してから見てほしいですね。きっと、自分の想像していたアリスと共通していた点、意外と違った点があって、いろんなアリスの在り方があると再認識させられるんです。一つの文化として、アリスが多様化した面白さを感じながら見ると楽しいですよ。

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