江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
アルトネ編集部 2024/12/15 |
イルミネーションやクリスマスツリーと街がはなやかな季節、現在、博多阪急では、「Link of happiness」をコンセプトに、福岡にゆかりのある5人のアーティストが制作したクリスマスツリーが期間限定で展示されています(12月25日まで)。
会場は、博多阪急の4~8階の筑紫口エレベーター前エリア。4階の婦人服のフロアでは、廃棄衣類を主な素材として作品を作り出す黒田恵枝さんの『Precious time』が展示されています。全体像はモノトーンでスタイリッシュな印象ですが、近づいてみると、さまざまなテクスチャーを継ぎ足しかたち造られたライオン、ゾウ、ユニコーン等様々な動物が並んでいます。その数32体。実はこの作品(クリスマスツリー)、チェスに見立てて制作されたものだそう。コロナ禍に生まれたという作品が、人と人を遊びでつなぐものであるということに想いを馳せながら、一体一体(一駒一駒)の豊かな表情に心奪われる作品です。
5階は真っ黒な背景の絵画作品で人気の田中千智さんの作品『Around the Tree』。田中千智さんは、クリスマスや寒い冬をイメージして制作した作品と、クリスマスをイメージした絵を毎年描かれているのだそう。トップに輝く一番星の下、木枠で組まれた三角柱が重ねられた本作品。木々の中に動物や人がたたずむ絵、赤や緑の冬の装具がリズミカルに配された絵、クリスマスグッズが画面中に舞うにぎやかな作品もあります。黒をまといひっそりとした絵だからこそ、クリスマスのあたたかさや楽しさが浮き立って見えてきます。
6階はロバート・プラットさんの『分解されたクリスマスツリー』。高さ3メートルの木製フレームは、ツリーのシルエットを残しながらも装飾を省いたシンプルなもの。それぞれのフレームや部材の中には、色彩のグラデーションが美しい円盤や、松の葉や松ぼっくりを拡大した絵が配されています。木製のボックスはなんとカメラ・オブスキュラ! 中を覗いて何が見えるかというお楽しみも仕組まれています。
7階こども服のフロアは、さまざまな素材やモチーフ、ポップな色彩が展開するそだきよしさんの『le rêve du poulaine【仔馬の夢】』。家型の木枠の中心には、星とカラフルな毛糸、プレゼント箱や電球をまとったツリーの木枠が置かれています。絵画やその道具、布製オーナメント、仔馬や小鹿といった木彫りの動物たち。中には実際に座ることができる作品も。ショッピング中に飽きてしまったお子さんに、ワクワクを注入してくれるだろう場所が拡がっています。
本企画の最上階の8階は、フェルディ・トリファディさんの『Holiday Frenzy』。フェルディさんならではのミニマムかつポップなオリジナル・キャラクターがツリー型や電飾の立体にぞくぞくと登場! クリスマスの楽しさに夢中になっている様子が、キャラクターとなった友人たちのイラストと手書き文字によって表現されています。
本催しではスタンプラリーも実施。抽選10名様にプレゼントされる素敵なお菓子も魅力的ですが、ツリーが描かれたスタンプ用紙とそれぞれのアーティストならではの5つのスタンプのかわいさも抜群です! 5つのツリーと5つのスタンプをぜひ会場でご体感ください!
アーティストオリジナルツリー×スタンプラリー
Link of happiness
日時:2024年11月27日(水)~12月25日(水)10:00~20:00
会場:博多阪急4~8階
問い合わせ:博多阪急 TEL 092-461-1381(代表)
公式HPはこちら
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