
「テレンス・コンラン展」トークイベント
「お店上手」
2025/05/10(土)
福岡市美術館 1階 ミュージアムホール
アルトネ編集部 2025/05/07 |
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世代を問わずに人気が高まっているのが御朱印の収集だ。寺社を巡り、参拝の証しとして御朱印帳に書と印をもらう。心身に癒やしと元気をもらえる、シニアには格好の趣味といえそうだ。そこで西日本新聞が取り組んでいるプロジェクト「脳活新聞」は日本で最も有名な国宝のひとつである「鳥獣人物戯画」を現在に伝える京都の名刹(めいさつ)・栂尾山高山寺の公認を得て、戯画をデザインしたオリジナル御朱印帳を制作した。
「脳活新聞」オリジナルの「鳥獣人物戯画」御朱印帳を紹介するにあたって、高山寺の執事長、田村裕行さんに御朱印収集についての話を聞いた。
JR京都駅から北西へ十数㌔。国内外の観光客でひしめく市街地から離れた山あいにたたずむ世界遺産・栂尾山高山寺は、その静けさも魅力だ。「ここに来ていただく人は歴史的なことに興味のあるシニアが多いですね」と執事長の田村裕行さん。最近は外国人の拝観者も増えてきたという。
ブームに乗って御朱印を求める人も増加。「昔はお年寄りが多くて、10人のうち2、3人ぐらいでした。今は世代に関係なく7、8人。外国の人もいます」。墨書きと押印の美しさは海外の人々の目も引きつけているようだ。
御朱印の収集は個々に楽しみをもたらすだけではなく、その代金は寺社の維持や管理の一助にもなる。高山寺のような古刹(こさつ)であればなおさらだ。「ここもなにせ古いので維持するのも大変ですから」。一方でブームには〝反作用〟も。「ただ、お参りをせずに御朱印だけもらうというのは…」
鎌倉時代初期の高僧・明恵上人が後鳥羽上皇から寺域を賜り、高山寺を開いたのは1206年。有名な鳥獣人物戯画だけでなく、同時代に建築された石水院や後鳥羽上皇の勅額、日本最古の茶園など数々の国宝や重要文化財を守り伝える。
一般にはなじみがうすいものの、明恵上人もまた魅力的な人物だ。釈迦(しゃか)如来をいちずに信仰する純粋無垢(むく)な人柄は、後鳥羽上皇のほかにも北条泰時や建礼門院、公家の鷹司家や九条家に敬愛された。臨済宗の開祖・栄西や曹洞宗の開祖・道元との交わりも深い。「ですから、お見えになる人の8割は戯画が目当てですが、お寺としてはその機会に明恵のことも知っていただこうとしています」。そうした文化や歴史に触れるのも、御朱印集めの楽しみとなる。
高山寺のみならず、参拝を欠かさないのが一つのマナー。訪れた寺社の由緒を知れば、集めた御朱印の味わいもさらに深みを増す。健康作りのためのウオーキングとなるのはもちろん、御朱印帳を手にした〝学び直し〟の旅は、心身そして脳を十分に活性化してくれそうだ。
高山寺公認 鳥獣戯画御朱印帳
国宝「鳥獣人物戯画」とコラボレーションした御朱印帳。「たくさん歩いて、いつまでも健康でいてほしい」という願いを込めた、脳活新聞オリジナル商品。「登場する動物は何種類?」「表紙と裏表紙でのまちがいはいくつ?」 表紙と裏表紙には実は脳トレ問題が入っているこだわりの御朱印帳になっている。
●商品名:高山寺公認 鳥獣戯画御朱印帳
●発売元:西日本新聞社メディアビジネス局 ●カラー:オレンジ ●サイズ:18.0×12.0×1.5cm ●仕 様:全44面、表題紙(無地)1枚付 ●価格:2,860円(税込)※数量限定。無くなり次第終了 ●送 料:別途440円(税込) ●販売元:株式会社西日本新聞社 ●発送元:株式会社西日本新聞総合オリコミ「脳活新聞」オリジナル鳥獣人物戯画御朱印帳の販売ページURLはこちらhttp://store.nishinippon.co.jp/item/MB25_2.html?utm_source=artne&utm_medium=referrer&utm_campaign=gosyuin
=4月20日付 西日本新聞朝刊掲載紙面を抜粋し構成=
2025/05/10(土)
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2025/02/08(土) 〜 2025/05/11(日)
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2025/03/15(土) 〜 2025/05/11(日)
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