江口寿史展
EGUCHI in ASIA
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福岡アジア美術館
アルトネ編集部 2018/08/01 |
明治31年(1898年)に、岡倉天心や横山大観などが創設した美術団体「日本美術院」による展覧会「第73回 春の院展」が8月1日から、福岡三越9階「三越ギャラリー」(福岡市中央区天神)で始まりました。本展には現代の日本画の中枢をになう日本美術院同人や、九州出身・在住の作家による日本画106点が展示されています。
開幕日の8月1日には、日本美術院同人の伊藤髟耳(いとう・ほうじ)氏と井手康人(いで・やすと)氏による作品解説が行われました。
伊藤氏は「長い時間、日本画に向かい合ってきたが、いまだに日本画とは何かを自らに問いかけている。これまでの歴史に学びながら日本画とは何かを問い続けていくが、はっきりとわかっている事は「日本画」という言葉が無くなるようではいけないという事だ」と、自らの画業を振り返りながら語っていました。伊藤氏の言葉を受け、井手氏は「日本画は危機にあると言われて久しいが、未来につなげていく必要がある」と述べられていたのが印象的でした。
会場の一隅に、将来の日本美術を担う若者たちに日本画に親しんでもらおうと行われたワークショップで描かれた作品も展示されています。
会場には風景画や人物画、具象を極めるような作品から激しい筆致で表現された様々な日本画が並んでいます。歴史を踏まえながら、より多様な様式に広がりを見せている「日本画の現在と未来」を会場から感じていただければと思います。
第73回春の院展は8月6日まで開催します。
詳しい情報は下記HPを参照ください。
http://www.m.iwataya-mitsukoshi.co.jp/real/event/detail/up8331.html
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