江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
秋吉真由美 2020/10/23 |
料理家・広沢京子さんの個展「jikijiki展 料理家 広沢京子 食のつながり▷食のひらめき」が三菱地所アルティアムで開催されています。
インタビューはこちら。
広沢さんは、東京での飲食店勤務やフードスタイリストのアシスタントなどを経て独立。雑誌や書籍などでレシピ制作やスタイリングを手掛けるなど、料理家として活動する中、2009年に東京から福岡へ移住。現在は糸島市に住みながら、生産者らと食卓をつなぐための食のレーベル「jikijiki(じきじき)」を立ち上げ。ジャムなどの加工品販売や料理教室「jikijiki lesson」を開催するなど、多岐にわたる活動を展開しています。
生産者が思いを込めて作る“時期時季”のおいしい食材をみんなに“直々”に届けたい。
そんな広沢さんのメッセージが込められた食のレーベル「jikijiki」。その活動にまつわる、ワクワクした、いつもの生活がもっと楽しくなりそうな…そんな数々の“スパイス”をぎゅっと詰め込んだ展示となっています。
まずは、jikijikiのアトリエから。大切に育てられた時期時季の食材が最初に集まる場所。
生産者に関するメモやレシピ、いつも使っている調味料などが飾られており、“料理家・広沢京子”の仕事ぶりやさまざまな方との交流が垣間見える空間に仕上がっています。
次は、広沢さんがほれ込む“作り手”にフォーカス。糸島やうきはの生産者5組に自ら取材。丹精込めて食材を育てる生産者たちを料理家の視点で写真たっぷりに紹介しています。
料理教室「jikijiki lesson」で生まれたエピソードを紹介するゾーン“広める”では、ゆったりと座って、ノンフィクションのストーリーを堪能してみてください。
続いては、ちょっと気になる広沢さんの頭の中の“ひらめき”にフォーカス。食材の組み合わせ、器の選び方、ハーブやスパイスを使うコツなど、料理家によるアイデアや大切にしていることを盛りだくさんに紹介しています。
まるで広沢さんの頭の中をのぞくように、“即使える”ヒントを探してみてください。
最後は、キッチン。ここでは、広沢さんが実際に愛用している調理器具がずらりと並びます。
すべてに“広沢的偏愛ポイント”が貼ってあり、読んでいるだけでも楽しいです。
入口で受け取るリーフレットには、メーカーや商品名などが表記されているので、同じものをそろえるのも◎。
料理をしている映像のそばには、食欲をそそる美味しそうな匂いが漂ってきそうなテーブルスタイリングも。テーブルには、広沢さんのオリジナルレシピメモを用意。自由に持ち帰れるほか、会期中は不定期でレシピが入れ替わるそうです。
また、広沢さんセレクトの器を素材やサイズ、色など、テーマに分けて紹介。 料理との相性やテーブルスタイリングを考えながら、「こんな使い方もあるのね」と参考になります。
併設のショップには、jikijikiのオリジナルジャムやエプロン、著書なども販売。今日からキッチンに立つのがもっと楽しくなりそうなキッチングッズも並びます。
展示を楽しんだら、その足で新鮮な食材を探しに行きたくなる。そんな展覧会でした。
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館
2024/10/31(木) 〜 2024/11/25(月)
大丸福岡天神店 本館8階催場
2024/09/07(土) 〜 2024/11/24(日)
つなぎ美術館
2024/10/26(土) 〜 2024/12/01(日)
九州芸文館