九州、山口エリアの展覧会情報&
アートカルチャーWEBマガジン

ARTNE ›  FEATURE ›  コラム ›  宇宙猫!?巡ろうインスタ映え”街角美術館”【コラム】

宇宙猫!?巡ろうインスタ映え”街角美術館”【コラム】

2018/06/29 LINE はてなブックマーク facebook Twitter

「ん? 何これ」。街を歩いていると、そんな彫刻やオブジェに出くわすことってありますよね。思わず噴き出してしまったり、頭をひねったり、視界から“スルー”してしまうほど地味だったり…。観光客でにぎわう福岡市にもユニークな作品群が点在します。試しに博多エリアを、カメラを手にぶらついてみると-。

 

大勢の人が行き交うJR博多駅博多口前の交差点。信号待ちの記者の視界に飛び込んできたのは、カクカクと今にも歩きだしそうな巨大な青銅のオブジェ。作品名は「WALK」。スマートフォンに目を落とす人々とは対照的に躍動感にあふれていますねぇ。
 

博多駅前の交差点で目を引く「WALK」(作・ジョエル・シャビロさん)


博多駅から東に徒歩数分の中比恵公園。ここにもまた変な(ごめんなさい!)オブジェが。高さ約4メートルの手の形をした「ハローアンドグッバイ」。アジアの玄関口・福岡での出会いや別れを表しているのだとか。「恐竜の手みたい」と子どもたち。いいんです。受け止め方は人それぞれ自由で。

身長よりはるかに大きな「ハローアンドグッバイ」(作・鎌田恵務さん)に駆け寄る園児たち


市営地下鉄・中洲川端駅近くに昨夏オープンした簡易宿泊施設「WeBase(ウィーベース) 博多」の玄関に身を乗り出して鎮座するのは、高さ3メートルもの「ニャーピー」。船旅の守り神とされる猫がモチーフで、宇宙服のようなデザインが特徴。地元で末永く愛されるよう博多小児童に名付けてもらったのだとか。まさに看板猫、ですね。

上半身を乗り出し道行く人を驚かせる白猫のオブジェ「ニャービー」(作・ヤノベケンジさん)

最後に向かったのは博多区下川端町の博多リバレインモールが入るビルとホテルオークラ福岡を結ぶ2階の連絡通路。作品は「千字橋」。欄干や床に彫り込まれているのは漢字、漢字、漢字…。意図不明だけど、気になります。市都市景観室によると、1983年から「彫刻のあるまちづくり」を推進。博多や天神、百道など各地に200点を超す作品があるそうです。同室のホームページ(HP)には地図付きガイドも掲載しているので、気になる作品を訪ねてみてはいかが。詳しくは「パブリックアート 福岡」で検索を。

欄干や床にびっしり描かれた漢字が異様な雰囲気を漂わせる「千字橋」(作・チョン・クワンホー)

 

(宮下雅太郎)=6月23日西日本新聞朝刊に掲載=

おすすめイベント

RECOMMENDED EVENT
Thumb mini 52d9e0207b

「LINKS ―菊畑茂久馬」関連企画
椹木野衣講演会「菊畑茂久馬と『絶筆』関連企画

2026/04/04(土)
GALLERY SOAP

Thumb mini 7761f509ca
終了間近

生誕100年 山下清展-百年目の大回想

2026/02/14(土) 〜 2026/04/05(日)
長崎県美術館

Thumb mini 4d07860f86
終了間近

子どものための美術館21×切り絵クリエイターKEN
もぐもぐ四季ねこ展

2026/02/20(金) 〜 2026/04/05(日)
直方谷尾美術館

Thumb mini 1ed4b208cc
終了間近

春の特別展 
トリック☆トリックアドベンチャー 不思議な世界を大冒険!

2026/02/28(土) 〜 2026/04/05(日)
福岡県青少年科学館

Thumb mini 82591a0656

久保田 香 ‘ recent works ‘

2026/04/04(土) 〜 2026/04/26(日)
kenakian

他の展覧会・イベントを見る

おすすめ記事

RECOMMENDED ARTICLE
Thumb mini 2a6e261c28
レポート

ヤノベケンジが博多に作った「スペース招き猫」がすごい!【レポート】

Thumb mini 44a277abe2
コラム

【コラム】アーティゾン美術館から名品80点 久留米市美術館10周年展 生き続けるコレクションの「いま」

Thumb mini e91a2da7dd
コラム

【コラム】福岡のくらしと自然 今昔 特別展「魔法の歴史スコープ」<下>太閤町割の名残 今も

Thumb mini abcd1a6443
コラム

【コラム】福岡のくらしと自然 今昔 特別展「魔法の歴史スコープ」<中>製鉄で進む森林伐採

Thumb mini 72c0ea6456
コラム

【コラム】九州派受け継ぐ 現代の「風景画」 個展「スプリット・アイランド」を開催 画家 浦川大志さん

特集記事をもっと見る