NTT西日本スペシャル おいでよ!絵本ミュージアム2018
2018/07/19(木) 〜 2018/08/19(日)
10:00 〜 18:00
福岡アジア美術館
2018/08/17 |
「NTT西日本スペシャル おいでよ! 絵本ミュージアム2018」は19日まで、福岡市博多区下川端町の福岡アジア美術館で開かれている。家族で楽しめる見どころを紹介する。
天井に届きそうな大きな恐竜のパネルがほえている。怖いというより、ユーモラス。宮西達也さんの絵本「おまえ うまそうだな」のコーナーだ。
肉食恐竜ティラノサウルス。生まれたばかりの草食恐竜の子どもを食べようとしたら、子どもがお父さんと勘違いし、仕方なく育てていくストーリー。やがて、体を張って子どもを守る恐竜の姿がよみがえる。
これだけではない。会場では絵本の枠を飛び越えた展示が来場者を待っている。林明子さんが絵を担当した「はじめてのおつかい」では、主人公のみいちゃんがお母さんからおつかいを頼まれた居間を再現。福岡市早良区の庄野晴真君(6)は「僕も1年生になったら、おつかいをするよ!」。母晴香さん(32)に力強く宣言していた。
自在に体の形を変えるピンク色の「おばけのバーバパパ」も登場。バーバパパが住む街の風景を背にベンチに座り、約千冊の絵本を楽しむこともできる。
その中で異彩を放つのが三浦太郎さん(49)のコーナー。壁面に幼い顔のイラストがずらりと並ぶ。まるで画廊のようだ。
もともと、イラストレーターとして活動していた三浦さん。長女誕生を機に絵本制作に力を入れるようになった。2年前から「子どもの最も輝く時期を形に残したい」と、5~8歳の肖像画を描くようになった。今回の展示に合わせて30人を描き、過去の作品とともに並べた。
「私が絵の中に入っちゃった」。同市城南区の片江小3年岡本彩花里(あかり)ちゃん(8)は、三浦さんに描いてもらった二つ結びの女の子の絵を指さして大興奮。「私も絵を描く仕事がしたい」。瞳を輝かせた。
(横田理美)=8月8日西日本新聞朝刊に掲載=
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