江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
日程
2020/07/25(土) 〜 2020/09/06(日)
会場 北九州市立美術館 本館 |
※ご来館前に、北九州市立美術館 本館ホームページで詳細をご確認ください。
フランスにおいて、絵画の世界に「風景画」というジャンルが成立したのは、19世紀初頭のことです。チューブ入り絵具の発明や鉄道の発達に後押しされ、アトリエから出た画家たちは戸外での制作に励み、 それまで歴史や神話を描く背景に過ぎなかった自然の風景を主役としました。
とりわけ、パリ南東に位置するバルビゾン村は、コローやドービニーら多くの画家が集い、風景画制作において重要な場所となりました。コローはアトリエ内で作品を仕上げていましたが、現場でとらえた自然の風景を、自身の感動とともに詩的に描いています。
コローと同じく戸外制作の先駆者ブーダンは、ノルマンディーの沿岸風景 などを描くなかで自然の光を追求します。そして、モネ、ルノワール やピサロら印象派の画家たちは、鮮やかな色彩と軽やかな筆致で光を表現し、風景画はさらなる発展を遂げました。
本展は、風景画が生まれ、コローやブーダンらを経て印象派へと至る 流れを概観します。ランス美術館が誇る珠玉の名品でたどる風景画の 歴史をご堪能ください。
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