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寄贈記念展 野見山暁治

日程  2022/12/17(土) 〜 2023/02/12(日)
会場 福岡県立美術館
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※ご来場前に、ホームページで詳細をご確認ください。  

野見山暁治≪言いたいことばかり≫2006年 福岡県立美術館蔵

 現役の洋画家・野見山暁治氏から、2020年、出身県である福岡県に37点の油彩画を寄贈いただきました。本展は、このことを記念し、その後の寄贈作品とともにご紹介するものです。

 寄贈いただいた作品は、戦前期から終戦直後、フランス滞在期、帰国後、以降2011年までの画業の流れを物語っています。そのなかでも今回の寄贈の約半数を占める90年代以降の大作の数々は、実際に見たものを対象に据えて描き続ける野見山が、ものから根源的な形象を取り出し、絵画のダイナミズムを生み出したまさに野見山芸術の真骨頂ともいえる圧巻の作品群といえます。

 本展は、特別出品として100歳を超えて制作された新作も含め総点数約60点(会期中一部展示替え有り)で構成します。本展開幕日には102歳の誕生日を迎える野見山は、今日に至るまで唯一無二の表現の境地を絶えず切り開いています。
 野見山の世界観をぜひ会場でご覧ください。

※前期は1月15日(日)まで。後期は1月17日(火)から。

野見山暁治(1920-)
1920年福岡県嘉穂郡穂波村(現・飯塚市)生まれ。1938年東京美術学校に入学。南薫造教室に入る。1943年戦争のため半年の繰り上げ卒業を余儀なくされ、満州(現・中国東北部)牡丹江省に出兵。病により帰国し、傷痍軍人福岡療養所にて終戦を迎える。戦後福岡市内の実家で画業を再開。再び上京し1948年自由美術家協会展で協会賞受賞。1952年から1964年まで渡仏。1958年第2回安井賞を受賞する。1968年から母校・東京藝術大学で教鞭をとる。文筆にも優れた才能を発揮し、1978年には『四百字のデッサン』で第26回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。1994年福岡県文化賞、2000年文化功労者に選出、2014年文化勲章受章。また、戦没画学生の作品を展示する無言館(長野県)の設立にも関わった。現在は、東京都練馬区のアトリエを拠点に、毎年夏の間は、福岡県糸島市のアトリエで制作活動を続ける。

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