Spiral Garden 福岡ワンビルでは、天神・青山・大阪と連動でご紹介する岡崎直哉の写真作品と紙ものアイテムの展示販売を開催します。
写真家として活動し始めてから20年。岡崎さんのフィルターを通した日本各地の景色や日常の中の写真、変わっていくもの、変わらないものをテーマにご紹介いたします。店内のカフェでは、岡崎さんの風景を収めたカップを使用しお飲み物をお召し上がりになれます。併せてゆっくりとした時間を過ごしにいらして下さい。

——

ぼくが写真家として活動するようになって20年が経ちました。
振りかえると、これまでいろいろな場所でたくさんの写真を撮ってきたな、と思います。

もともと古い建造物が好きだったこともあり、はじめの頃は建物や路地のある風景をよく撮影していました。やがて時間の経過とともに、撮りたい写真も少しずつ変化をしてきています。
最近は山や湖など、自然の中にある、しずかな美しい風景にとても惹かれます。

光とグラデーションの織りなす色彩が印象的な写真は、琵琶湖を写した作品です。
ここ数年は琵琶湖の風景に魅了され、季節が変わるごとに訪れては撮影しています。
淡く青く広がる水平線に、空と水面が交わる美しい世界がありました。
そんな風景をファインダー越しに見ていたら、いろいろな想いが浮かんでは消えてゆきます。

日常の小さなことについて
家族や大切な人のこと
さらには日本や世界のことなど…

本作品展では変わっていくもの、変わらないものをテーマにしています。

時の流れと共に、たくさんの変化がありますが、
この景色は100年先も同じだといいな。

岡崎直哉

——