
チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち
2025/07/19(土) 〜 2025/09/14(日)
大分県立美術館(OPAM)
日程
2025/09/13(土) 〜 2025/10/12(日)
会場 田川市美術館 |
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邂逅する、アートとホビー
彫刻家であり、プロモデラ―としても活躍する大森記詩(1990-)は、主に「断片性」を有する素材に着目しながら、私たちを取り巻く物体や事象のスケール感に対するルーツや変性をテーマにした彫刻作品を制作してきました。
大森は航空機を想起させる形状や、シッピングコンテナなど、社会情勢や経済活動を大きく左右する現代世界を規格化しているともいえる工業プロダクトと、関連する充填剤や塗装の下地処理用の中塗材といった工業材料を組み合わせた作品を多く手がけています。また、自身の制作ルーツのひとつであるプラスチックモデルのパーツを、モチーフの縮小再現のために分割されている「架空の断片」と捉え、それらのアッサンブラージュ(組合せ)によるオブジェから、これを原型として焼失鋳造させたブロンズなどにも取り組んでいます。 現実と架空、実在と非実在の境界が曖昧となり、多様化、複雑化する現在の世界を認識するために、大森はモチーフを断片として再構成し、縮尺を変化させた彫刻を制作。物理的サイ ズ、概念的なスケールという視点を伴ったそれら作品を「スケールスケープ」と称していま す。
さらに大森は、様々なプラスチックモデルパーツを組み合わせたSFメカニックも精力的に制作しています。往年のSF特撮映画の撮影モデル製作手法から派生したキットバッシング/ミキシングビルドによるモデリングの造形に魅せられてきた大森は、月刊『ホビージャパン』で同手法による作品「MIXINGSCAPE(ミキシングスケープ)」を連載し、高い評価を受けています、アートとホビーの領域をシームレスに横断しながら、現代社会や文化を支える構造と特質を顕在化させる大森の、ユニークな眼差しと手の巧みな所作を存分にお楽しみください。
オープニングシンポジウム
日時:9月14日(日)11:00
会場:田川市美術館AVホール
出演:大森記詩(アーティスト)、青秀祐(アーティスト)、山口洋三(キュレーター)モデレーター:廣畑公紀(本展キュレーター)
大森記詩(おおもり・きし)
1990年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻彫刻研究領域博士後期課程修了。主な個展に 「MIXINGSCAPE」 (ギャラリーHIROUMI、2023年)、 「DENATURE」(ギャラリー小暮、2023年)など。主なグル ープ展に、「ラブラブショー2」(青森県立美術館、2017年)、「生誕100年|ロボットと芸術〜越境するヒューマノイド〜」(苫小牧市美術博物館、2020年)、「Public Device- 彫刻の象徴性と恒久性」(東京藝術大学美術館陳列館、2020年)などがある。現在、集英社マンガアートヘリテージトーキョーギャラリーで開催中の「大暮維人×大森記詩SCALEGIRLS/ SCALE ARMS展」(2025年6月3日〜10月初旬)が大きな話題を集めている。
2025/07/19(土) 〜 2025/09/14(日)
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