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【びじゅチューン!、サンリオ、横尾忠則など続々!】2021年、大分県立美術館の注目展覧会!

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アルトネ編集部
2021/03/18
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 九州、山口エリアの展覧会情報を発信するARTNE(アルトネ)による、各施設の展覧会ラインナップから注目の展覧会をご紹介するシリーズ。今回は大分県立美術館編です。

 

■大分県立美術館にNHK E テレ『びじゅチューン!』がやってくる!

©NHK・井上涼2021

びじゅチューン! ×OPAM なりきり美術館
2021年2月19日(金)~5月9日(日)

 なりきると、びじゅつがどんどん楽しくなる!OPAM にNHK E テレ『びじゅチューン!』がやってきます! 「見返り美人図」や「麗子微笑」「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」など、『びじゅチューン!』で歌になったびじゅつ作品の複製や映像を使った体験展示を行います。キーワードは「なりきり」。絵に登場する人物や絵を描いた人になりきって、びじゅつのなかで遊んでみよう! また、『びじゅチューン!』のコンテンツに関連した多くの美術作品も紹介します。


 

 

■大分県出身の佐藤雅晴の活動の全貌を紹介

《東京尾行》 2015-2016 年 個人蔵

佐藤雅晴 尾行 存在の不在/不在の存在
2021年5月15日(土)~6月27日(日)

 大分県臼杵市に生まれた佐藤雅晴(1973-2019)は、日常風景をビデオカメラで撮影した後、パソコン上でペンツールを用いて慎重にトレースする「ロトスコープ」技法でアニメーションや平面の作品を創作。観る者に、現前に映る事物の存在感とともに、その逆にあたる不確かさや儚さなどを感じさせる独特の世界観により、国内外で高い評価を受けるなか、45歳の若さで惜しまれながら亡くなりました。本展では、代表作の《Calling》《東京尾行》《福島尾行》など、佐藤の活動の全貌を紹介します。


 

 

■2020年で創業60年を迎えたサンリオの歴史を展示

© ‘21 SANRIO APPR. NO. SP610216

サンリオ展~ニッポンのカワイイ文化60年史~
2021年7月10日(土)~9月5日(日)

 サンリオは2020年で創業60年を迎えました。ハローキティやマイメロディなど、400以上のキャラクターを生み出したサンリオの歴史は、世界からも注目されている「カワイイ文化」の歴史そのものといっても過言ではありません。本展では、初公開のキャラクター原画や、当時のグッズや出版物のほか、サンリオショップや制作室のジオラマや映像、さらにはキャラクターをテーマとしたアート作品などを含めて展示します。「カワイイ」を生み出すサンリオの成長と発展、その独創的なビジョンを紹介します。



 

■戦後の日本画壇に独自の足跡を残した洋画家・糸園和三郎の展覧会

《空と水と地と人と》 1970 年(寄託品)

生誕110年記念 糸園和三郎展~魂の祈り、沈黙のメッセージ~
2021年9月18日(土)~10月31日(日)

 糸園和三郎(1911-2001)は大分県中津市出身。昭和初期から人間の内面世界や心象風景をテーマとして、戦後の日本画壇に独自の足跡を残した洋画家です。本展では初期から戦後の社会性の強い作品群、さらに詩情とヒューマニズムあふれる晩年へと変遷する糸園の画業を、代表作と関連資料によりご紹介します。常に社会とそこに生きる人々を静かに見つめ、絵筆を持ち続けた糸園の真摯なメッセージを、時代を超えて今、お伝えします。


 

 

■作品集『にんげんだもの』の相田みつをを貴重な資料などを通して紹介

《にんげんだもの》 1980 年

相田みつを全貌展~いのちの尊さ ことばのチカラ~
2021年11月26日(金)~2022年1月23日(日)

 栃木県足利市に生まれた相田みつを(1924-1991)は、戦中戦後の動乱期に書の世界に身を投じ、「いのち」の尊さを見つめながら、独特の文字で自らの言葉を書く作風を確立しました。1984年の作品集『にんげんだもの』がベストセラーとなり、広い世代の共感と感動を呼びおこしました。本展は、生きる勇気を与えてくれる相田みつをの世界を、代表作をはじめ未発表作品など約130点と貴重な資料を通してご紹介する展覧会です。

 

 

■横尾忠則の芸術の全貌を明らかにする

《愛のアラベスク》 2012 年 作家蔵

GENKYO 横尾忠則「原郷から幻境へ、そして現況は?」
2021年12月4日(土)~2022年1月23日(日)

 横尾忠則(1936年生まれ)は、1960年代初頭よりグラフィック・デザイナー、イラストレーターとして活動を開始し、日本の土俗的なモティーフとポップ・アート的な感覚を融合させた独自の表現で注目されました。1980年代には「画家・芸術家」へと活動領域を移し、斬新なテーマと表現により作品を次々と発表し、高い評価を得ます。「原郷」とは、横尾の作品を理解する鍵であり、変幻自在な絵画世界を支えるイメージの源泉です。本展は、絵画やグラフィック作品を通して、横尾の生涯の展開をたどり、その芸術の全貌を明らかにします。

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