九州、山口エリアの展覧会情報&
アートカルチャーWEBマガジン

ARTNE ›  FEATURE ›  コラム ›  GW直前 まだ間に合う! 当日参加も大丈夫。ギャラリートークで充実した鑑賞時間を

GW直前 まだ間に合う! 当日参加も大丈夫。ギャラリートークで充実した鑑賞時間を

Thumb micro 6e69b4f50a
アルトネ編集部
2023/04/25
LINE はてなブックマーク facebook Twitter

 ゴールデンウイークまであと少し。まだ予定を決めていない人におすすめしたいのが、美術館や博物館のギャラリートークやミュージアムトーク。学芸員や作家本人などがナビゲーターとなって展示室で作品を解説してくれます。あるいは、来場者同士で対話しながらの鑑賞という新しいスタイルも。制作の背景や意図、作品の見方を聞きながら展覧会を楽しんでみませんか。

東西の美を融合した「秋田蘭画」を学ぶ/九州国立博物館
 「秋田蘭画」を知らなくても、有名な解剖訳書『解体新書』の挿図と言えば、ピンと来るかもしれません。その解剖図を描いたのが秋田藩士の小田野直武で、「秋田蘭画」は江戸絵画にリアリズムの新風を吹き込きました。
 4月29日(土・祝)から始まる特集展示「誕生250年記念 秋田蘭画ことはじめ-それは『解体新書』から始まった-」に合わせて、秋田市立千秋美術館学芸員・松尾ゆかさんが見どころを紹介します。

獅子図 小田野直武 筆 秋田市立千秋美術館

【きゅーはく☆とっておき講座 秋田蘭画 超入門】
担当:秋田市立千秋美術館学芸員・松尾ゆかさん
開催日:4月29日(土・祝)
時間:13時30分~14時30分
会場:九州国立博物館 1階ミュージアムホール(福岡県太宰府市石坂4-7-2) 
聴講:無料
定員:270名(先着順)
※申込不要

詳しくはコチラ

ボランティアによるギャラリートーク/久留米市美術館
 100歳を超えてもなお制作活動を続ける画家・野見山暁治(1920-、現飯塚市生まれ)を中心に取り上げる「コレクションing4 野見山暁治の見た100年」が久留米市美術館で開催されています。
 本展は2021年度に氏から寄贈された8点を含む野見山暁治作品を軸に構成、野見山氏が見つめてきた100年にわたる日本洋画の展開をたどります。ギャラリートークでは、同館のボランティアがおすすめの作品を紹介します。

【サポートボランティアによるギャラリートーク】
開催日:4月29日(土・祝)、5月6日(土)、5月20日(土)、6月3日(土)
時間:14時~(20分程度)
会場:久留米市美術館 2階エントランス(福岡県久留米市野中町1015) 
参加:無料(本展チケットが必要)
※申込不要

詳しくはコチラ

作家が語るエピソードを聞いてみよう/九州芸文館
 
九州芸文館で開かれている「福岡県立美術館コレクション展 工芸のちくご―歴史と暮らしとものづくり」では筑後地域の豊かな風土で育まれた久留米絣や小石原焼をはじめとする工芸品、鹿児島寿蔵や豊田勝秋ら地元ゆかりの作家の作品などが展示されています。
 参加作家の新庄良博さんによるアーティスト・トークでは、本展に出品されている独自の視点で収集された陶磁器や玩具にまつわるエピソードのほか、暮らしの中で実践できる新庄さん流の工芸品の愛で方が語られます。

【新庄さんによるアーティスト・トーク
話し手:新庄良博さん(彫刻家)
開催日:4月29日(土・祝)
時間:14時~15時30分
会場:九州芸文館 教室工房(福岡県筑後市大字津島1131) 
参加:無料(本展観覧券が必要)
※申込不要

詳しくはコチラ

会話しながら作品を見る新たなスタイル/熊本市現代美術館
 熊本市現代美術館では、目(視覚)と手(触覚)という異なる感覚器官による作品鑑賞をとおして、「作品を見る」ことの広がりを探っていく「G3-Vol.149  CAMKコレクション 目の部屋と手の部屋」にちなみ、対話しながら作品を鑑賞するプログラムを実施します。
 5名ほどのグループでファシリテーター(進行役)と会話しつつ、1つの作品に時間をかけてじっくりと観察します。作品についての知識は不要です。自由な感想を伝え合うことで思いがけない発見があるかもしれません。

【G3-Vol.149「目の部屋と手の部屋」対話型鑑賞】
開催日:4月30日(日)
時間:13時30分~14時30分
会場:熊本現代市美術館 ギャラリーⅢ(熊本市中央区上通町2番3号) 
参加:無料
※申込不要

詳しくはコチラ

おすすめイベント

RECOMMENDED EVENT
Thumb mini 070f2343ce

江口寿史展
EGUCHI in ASIA

2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館

Thumb mini 199fb1a74c

挂甲の武人 国宝指定50周年記念/九州国立博物館開館20周年記念/NHK放送100年/朝日新聞西部本社発刊90周年記念
特別展「はにわ」

2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館

Thumb mini e6fdc72059
終了間近

連載15周年突破記念 超!弱虫ペダル展

2024/10/31(木) 〜 2024/11/25(月)
大丸福岡天神店 本館8階催場

Thumb mini cade877eef
終了間近

小田原のどかつなぎプロジェクト2024成果展
小田原のどか 近代を彫刻/超克する
—津奈木・水俣編

2024/09/07(土) 〜 2024/11/24(日)
つなぎ美術館

Thumb mini cbbf457e32

最後の浮世絵師
月岡芳年展

2024/10/26(土) 〜 2024/12/01(日)
九州芸文館

他の展覧会・イベントを見る

おすすめ記事

RECOMMENDED ARTICLE
Thumb mini 09b94817ac
コラム

【コラム】海に捧げた祈り 特別展「博多のみほとけ」㊤ 独自の表現に込めた思い

Thumb mini 84bd4abc0f
コラム

【コラム】対外交流と祈りの歴史 特別展「博多のみほとけ」 福岡市美術館 12月8日まで 博多湾沿岸の仏像を一堂に

Thumb mini bd0ad2c473
コラム

【コラム】夏の夜にともる物語 特別展「大灯籠絵」㊦  正月行事で奉納の大絵馬

Thumb mini ca0f629a74
コラム

【コラム】夏の夜にともる物語 特別展「大灯籠絵」㊥  雪渓作の全9点を一堂に

Thumb mini d2b73fc35c
コラム

【コラム】夏の夜にともる物語 特別展「大灯籠絵」㊤  現存する最大最古の傑作

特集記事をもっと見る