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見ごたえ満点  特別展「フランス絵画の精華」会場&グッズレポート【レポート】

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秋吉真由美
2020/02/14
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 九州国立博物館(福岡県太宰府市)で開催中の特別展「フランス絵画の精華」。ルーヴル美術館や大英博物館所蔵のデッサン17点のほか、ルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿美術館、イギリスのスコットランド・ナショナル・ギャラリー、東京富士美術館などが所蔵する油彩画は日本初公開17点を含む計69点を一堂に展示しています。17世紀の古典主義、18世紀のロココ主義、19世紀の新古典主義やロマン主義、印象派の誕生まで、3世紀にわたって変遷したフランス絵画の歴史をたどります。

特展会場入口の様子


フランス美術の基礎を巡る
第1章は「大様式の形成、17世紀:プッサン、ル・ブラン、王立美術アカデミー」。ルイ14世のもと、1648年に王立美術アカデミーが創設。“画家哲学者”と呼ばれたニコラ・プッサンによって、フランス美術の基礎が築かれました。そうして生まれた古典主義の美術は、「大王」と呼ばれたルイ14世にちなみ、「大様式」と呼ばれます。色彩よりもデッサンを重要視した時期だと言われています。

ニコラ・プッサン 《コリオラヌスに哀訴する妻と母》
1652-1653年頃 ニコラ・プッサン美術館蔵
©Christophe Deronne


 

ニコラ・プッサン 《55歳の自画像》
1649年 ベルリン国立絵画館©Staatliche Museen zu Berlin, Gemäldegalerie

 

ジャック・ブランシャール 《バッカナール》
1636年 ナンシー美術館
©Ville de Nancy-P.Buren


 

第一章展示室の様子

 

 

クロード・ロラン(本名 クロード・ジュレ) 《笛を吹く男のいる風景》
1630年代 ナンシー美術館
©C.Philippot

 

フィリップ・ド・シャンパーニュ 《キリストとサマリヤの女》
1648年 カーン美術館
Musée des Beaux-Arts de Caen


 

シャルル・ル・ブラン 《キリストのエルサレム入城》
1688-1689年 サン=テチエンヌ近現代美術館、ルーヴル美術館より寄託

 

 

華やかなロココ美術全盛期
第2章は「ヴァトーとロココ美術-新しい様式の創出と感情の表現」。ロココ美術全盛の18世紀は、デッサンより色彩を好む動きが見られます。ジャン=アントワーヌ・ヴァトーは、宮廷貴族を真似て、市民が野外で宴を開く様子を描く「雅宴画」を描くように。王妃マリー・アントワネットお気に入りの女流肖像画家エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ルブランが描いた肖像画も見られます。
 

第2展示室の様子

 

ジャン=バチスト・パテル 《田園の奏楽》
ヴァランシエンヌ美術館

 

 

フランソワ・ブーシェ 《ウェヌスの勝利》
1745年頃 東京富士美術館

 

第2章展示室の様子


 

フランソワ・ブーシェ 《羊飼いのイセに神の姿をみせるアポロン》
1750年頃 トゥール美術館


 

ジャン=バチスト・ピルマン 《岩の多い海岸の難破船》
東京富士美術館

 

エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン 《クリュソル・フロランサック男爵夫人、アンヌ=マリ・ジョゼフィーヌ・ガブリエル・ベルナール・ド・ブーランヴィリエ》
1785年
トゥールーズ、オーギュスタン美術館
Toulouse, musée des Augustins
エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン 《ポリニャック公爵夫人、ガブリエル・ヨランド・クロード・マルチーヌ・ド・ポラストロン》
1782年 ヴェルサイユ宮殿美術館
★写真撮影OK


 

日本初公開のデッサンが一堂に
第4章は「デッサン」(章の順序は前後しますが、会場ではこの順序で展示されています。)ルーヴル美術館、大英博物館所蔵の日本初公開16点を含む、デッサン17点を展示しています。細かい線、柔らかくも力強いタッチが間近で楽しめます。
 

第4章デッサンの様子

 

ピエール・ミニャール 《秋の寓意:バッコスとアリアドネの凱旋》
パリ、ルーヴル美術館素描・版画部門

 

クロード・ロラン (本名 クロード・ジュレ)《ラバンとその2人の娘に出会うヤコブ》
パリ、ルーヴル美術館素描・版画部門

 

 続いて、フランス革命から印象派誕生前夜までを紹介する、第3章「ナポレオンの遺産-伝統への挑戦と近代美術の創出」へ。ナポレオンは美術家たちにも多くの影響を与え、表現の自由が広がります。デッサンを重視した、滑らかな絵肌を実現したウィリアム・ブグローの作品も見どころ。
 

アンヌ=ルイ・ジロデ=トリオゾン 《シャトーブリアンの肖像》
1811年 ヴェルサイユ宮殿美術館

 

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル 《オルレアン公フェルディナン=フィリップ、風景の前で》
1843年 ヴェルサイユ宮殿美術館

 

テオドール・ジェリコー 《突撃するナポレオン軍の将軍》
1812年頃 東京富士美術館

 

 

ウィリアム・ブグロー 《青春とアモル》
1877年 パリ、オルセー美術館

 

最後は、印象派の父・マネの作品で新たな時代の到来を予感させつつ、本展の展示は終わります。

エデゥアール・マネ 《散歩》
1880年頃 東京富士美術館


 

宝塚歌劇『ベルサイユのばら』衣装 特別展示も

 また、展示室出口付近には、フランス革命を背景に描いた宝塚歌劇『ベルサイユのばら』の衣装が飾られています。豪華絢爛な衣装を間近で堪能できます。

宝塚歌劇『ベルサイユのばら』よりマリー・アントワネット(左)とフェルゼン(右)の衣装©宝塚歌劇団

 

ここでしか買えないグッズが集結
ロビーでは、会場限定のグッズが続々。作品にちなんだ商品もあり、お土産にもオススメです。

ドリップバッグコーヒー(150円税込)

 

メモ帳(250円税込)

 

「ベルサイユのばら」のグッズも登場

 

ベルサイユのばら 御朱印長(1,980円税込)


 

ベルサイユのばら ミニクリアファイルセット(550円税込)

 

 

ここでしか買えない!ホテルニューオータニ博多オリジナルギフト「フランス発祥ガトーセックの詰め合わせ」(2,160円税込)

 

色鉛筆 12色(990円税込)

 

 マスキングテープ(600円税込)

 

 

 大人気!「博多の人」ならぬ「フランスの人」ミニバームクーヘン(648円税込)

 

柔らかく、丸みを帯びたタッチ。陰影を効果的に魅せたレイアウトが絶妙なフランス絵画たち。そんな絵画を眺めるだけでも優しい気持ちになる気がします。ぜひ、会場でフランス美術を彩る美術家たちに想いを馳せてみてください。

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