特別展「浄土九州ー九州の浄土教美術ー」
2018/09/15(土) 〜 2018/11/04(日)
09:30 〜 17:30
福岡市博物館
アルトネ編集部 2018/08/12 |
九州・山口の展覧会情報やアートに関連情報を発信するWEBマガジンARTNE(アルトネ)編集部が選んだ「2018年絶対に見逃せない」展覧会をご紹介します!春夏編はこちらからどうぞ。
全部利用すると合計800円もおトクに展覧会を楽しめるクーポン付きリーフレットも記事の最後にご案内します!
●仏教美術がアツい!
「浄土九州 ―九州の浄土教美術―」(会場:福岡市博物館/会期:2018/9/15~11/4)では、阿弥陀像や地獄図など200点もの多彩な展示品でその世界に触れることができます。
特別展「京都・醍醐寺―真言密教の宇宙―」(会場:九州国立博物館/会期:2019/1/29~3/24)は、国宝・薬師三尊像をはじめ真言密教の名刹・醍醐寺の珠玉の仏教美術が並びます。豊臣秀吉が催した"醍醐の花見"ゆかりの品々や俵屋宗達らの華やかな作品も!歴史好きには堪りません!
●同時代のアーティストが次々に登場!
池田学・葉山有樹・八谷和彦による「三人展 Forward Stroke-明日への眼差し-」(会場:佐賀県立美術館/会期:2018/9/30~11/18)は、佐賀県出身という共通項を持ちつつ、それぞれ異なる表現を生み出す3人の共鳴に期待が高まります。2017年に開催された個展で大きな注目を集めた池田学作品も再び脚光を浴びそうです。
「鹿児島県霧島アートの森 2018年度特別企画展 真鍋大度」(会場:鹿児島県霧島アートの森/会期:2018/11/16~2019/1/14)は、Perfumeのライブ演出でテクニカルアシスタントを務めたり、リオ五輪閉幕式などを手掛けたりと話題のクリエイター真鍋大度の美術館では初となる個展で注目を集めそう。
『吉岡徳仁「光庵―ガラスの茶室」』(会場:佐賀県立美術館/会期:2018/11/28~2019/2/11)では、京都(将軍塚青龍殿の大舞台)で展示されて注目を集めた「光庵 - ガラスの茶室」が展示されます。
土佐信道プロデュースによるアート・ユニット明和電機の展覧会「明和電機ナンセンス・マシーン展 in 大分」(会場:大分市美術館/会期:2018/7/7~9/24)、「明和電機ナンセンスマシーン展」(会場:長崎県美術館 企画展示室/会期:2018/10/6~11/11)は音楽パフォーマンスやワークショップも盛り上がること間違いなし。
「クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろしー杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ」(会場:長崎県美術館 企画展示室/会期:2018/11/23~2019/1/27)では、16世紀末に日本からの初の外交使節として西欧を訪れた天正少年使節のイタリアでの足跡をたどり、彼らが見たと考えられる場所、建築物、美術作品を撮影した最新シリーズを、使節に関連した美術作品や資料とともに展示するそう。これは必ず長崎で見るべし!!
同じく長崎で開催される「青木野枝展(仮)」(会場:長崎県美術館 企画展示室/会期:2019/2/9~3/24)では、鉄を素材とする彫刻を一貫して制作してきた青木野枝の展覧会を開催。展示室の空間を活かした新作インスタレーションを中心に構成される予定です。長崎県美術館と言えば、新国立競技場の完成が間近に迫る隈研吾のデザインです。一体どんな化学反応が起こるのか期待しましょう。
アーティストとしてだけでなく、コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔を持つ村上隆のコレクションが並ぶ「村上隆現代陶芸コレクションに見る、
さらに、個展形式の芸術祭として他の地方アートイベントとは一線を画す「アニッシュ・カプーア in BEPPU」(会期:2018/10/6〜11/25 )が今年も実施予定です。いつかは行ってみたいという遠方の方々にとって、2018年の秋冬は九州各地の展覧会を見てまわる絶好の機会となりそうです。
●ミュージアムらしい鉄板ラインナップもお忘れなく
『特別展 明治150年記念「オークラ コレクション」』(会場:九州国立博物館/会期:2018/10/2~12/9)では、日本初の私立美術館として1917年に開設された大倉集古館の名品が紹介されます。中でも、すべての経費を大倉喜七郎が負担して1930年にイタリアで開かれた「ローマ日本美術展」の再現展示(一部)の一角に並ぶ、横山大観筆《夜桜》など珠玉の近代絵画は必見です。
スコットランドの海港都市グラスゴー出身の海運王ウィリアム・バレルが収集したフランス絵画と、それに影響を受けたスコティッシュ・カラリストの作品を紹介する「印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション」(会場:福岡県立美術館/会期:2018/10/12~12/9)は、ビュールレ・コレクションと見比べてスイス,イギリスの収集家の視点を見比べるのも楽しいのでは。
美しいものはいつの時代も人気ですが、「サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」(会場:久留米市美術館 本館2階/会期:2018/11/17〜12/27)では、近代デザインの先駆者ウィリアム・モリスの壁紙デザインを中心に、19世紀に興隆期を迎えた英国壁紙装飾デザインの変遷が紹介されます。
正統派な絵画展と言えそうな「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」(会場:北九州市立美術館本館/会期:2018/12/16~2019/2/17)では、20世紀最大の宗教画家ジョルジュ・ルオーの画業の軸「聖なる芸術」をテーマに、日本未公開作品を含む代表作などが展示されます。
古代モノも外せません。「黄金とミイラが伝える 古代アンデス文明展」(会場:大分県立美術館 1階 展示室A/会期:2019/3/8~5/6)では、今もなお多くの謎を秘めた古代アンデス文明の技術や生活様式をうかがうことができる仮面やミイラなど約200点の選び抜かれた貴重な資料が並びます。
そして2019年3月にはいよいよ福岡市美術館が2年半の休館を経てリニューアルオープンします。新しくなった美術館での展覧会も楽しみですね。
ARTNEではサイト開設2年目となる2018年もますます充実したアート情報を発信してまいります。是非最新情報をチェックしてください!
★クーポン付きリーフレット
アルトネでは、2017年4月の立ち上げから1周年を記念して、2018年度に開催される展覧会を紹介するクーポン付きリーフレットを発行しました。九州・山口のミュージアムで配布するほか、本ページからもダウンロード・プリントアウトしてご利用いただけます。全部利用すると合計900円もおトクに展覧会をお楽しみいただけます!
ダウンロードはこちらの記事からどうぞ!
※各クーポンは切り取りもしくは日付印の押印で1回のみの使用となります。携帯・スマートフォンの画面表示のみではリーフレット内クーポンはご利用いただけません。必ずプリントアウトしたものを会場へご持参ください。他の割引券との併用不可。
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